HIRO EATS THE EARTH

地球まるごといただきます

山の村の子供たちに助けてもらう(ティラーナ Tiranë〜パレットParret)

I was walking on a steep mountain road. The children in the village on their way home from school called out to me and helped me. The kid offered me a meal and accommodation at his house. His house was built in a place of beautiful scenery and air, and I was very impressed to see their daily life. I am deeply grateful to them who I met unexpectedly.

ヴローラに向けて出発。以前とは違う道を通ってみようと思い、アプリの徒歩経路で確認できるちょっとした山道を選んで進んだ。

はじめはアスファルトで走りやすかった道がだんだん石だらけの道になり、上り坂になり、自転車をノロノロ押して歩いた。暑い。じわじわ汗をかく

道端に座って話をしていた学校帰りの小学生たちが「助けがいる?」と話しかけて来てくれて一緒に押して坂を登ってくれた。さらにはその中の1人の子が「お腹空いてる?」と聴いてくれたので、彼のお宅に上がらせていただくことに。そしてそのまま一泊させていただく流れになった。

ご家族はみんなで農家を営んでいて、お宅は山に囲まれたとても美しい場所にあった。とても気持ちのいい場所で言葉が通じなくてもずっと微笑みかけて来てくれる人たちに囲まれ、素晴らしい時間を過ごした😊

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移動距離は少ない。4時間くらいかけて30kmを進んだ。手押しでゆっくり進んだ。

〜〜〜〜〜

朝食とコーヒーばっちり今日もいただきました😊

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バーガーあっつあつです😊

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お別れ。旦那さんは出かけていたのでその場にいる人たちの写真を撮らせてもらった。息子で店の手伝いをずっとやっていたアルビンとは顔を合わせる度に「バルカリッチ(「太っちょ」の意味)」という常連客をいじる笑いのネタができてちょっと心の距離が近づいた気がして嬉しかった。お庭で農作業をしていたおじいちゃんも微笑んで送り出してくれた。胸に手をあてて感謝の意を示してくれた😊

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4日間も滞在する中で毎日1日3食とコーヒーをいただいて、ゆっくりと作業もさせてもらい、たくさんのお客さんにビールを振る舞っていただいた。本当にありがたい。アルバニアで困ったらまたここに来よう、という安心の源がまた増えた。アルバニア語を覚えて会話できたら最高だなあ。

 

3日ぶりに走り出した。ちょっとした山道を超えていくことになる。

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農村地帯を行く。大体どの家にも葡萄畑がセットだ。

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いっぱい黄色い花が咲いてた。

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葡萄の木はこれからニョキニョキ伸びるのだろうか

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お墓の形や作られ方はどこも一定の区画に無造作に建てられていて、それがこう、より自然に葬られてる感じがして心地よく感じる。

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学校帰りの地元の小中学生たち。中学生くらいの年齢でバイクに乗るのがこっちではデフォルトっぽい。

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ひとりの子と一緒に歩いて帰る。自転車に乗ってみたいというので貸してあげる。重いぞ。f:id:tajimax-tj:20210510155000j:plain

が、わりかし上手に乗りこなしていた。

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しかし、止まった時に倒してしまった(写真は撮っていない)。英語もほとんど通じなかったけれどちょいちょい話をして、インスタの連絡先を交換して別れた。

農村地域。

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川が流れている。

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なんの畑だろう。

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ずっと砂利道が続く。下り坂や平坦な道は自転車に乗って進むこともできるけれど、振動が激しくなって自転車へのダメージが心配になるので基本全部押して歩く。ゆっくり進むのは好きなので歩くことを楽しんでもいる。

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かなり激しい上り坂に差し掛かった。

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めちゃくちゃ急な坂道を押して登るけれど、道の砂に足を滑らせたりしてなかなか進まない。

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道の途中の工事現場のおじさんが後ろから自転車を一緒に押してくれたりした。助かりました。

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引き続き砂利道。

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子供たちの姿がちらほら目に入る。大体挨拶くらいは英語でできるので「ハロー」とか言い合って通り過ぎていく。

三人組の子供たちが上り坂の途中の道端に座っていた。また「ハロー」と挨拶を交わす。

「どこから来たの?」と英語で尋ねられ、「日本だよー」と答えながら彼らの前を通り過ぎる。止まって話をする余裕がない。ただひたすらこの上り坂を進むのみ。

すると少年たちが追いかけてきてその中の1人が「何か助けが要る?」と尋ねて来てくれた。「自転車を押すのを手伝うよ!」と手を貸してくれた。

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しまいには完全に彼らに自転車を託した。

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途中水が必要だったので水を汲みに行く。道路から外れたところに。

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ちょろちょろ水が出るところがあった。湧水かなあ。

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なんか人助けを楽しんでいるように見えて嬉しいな😊

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一緒に歩いているうちに、赤い服を着たクロディアンという男の子が「ウチでご飯を食べていく?」とジェスチャーで伝えて来てくれた。

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村のお宅に上がらせていただけるなんてとても面白そうだ!

ありがたくご厚意を受け取ることに。

お家はもういろいろ素晴らしかった。

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ロディアンのご両親と祖父母、お姉さんと、お父さんの友人と一緒に暮らしているそうだった。すごい、これがアルバニアのご家庭かあ。

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ご馳走いただきます😊

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ヨーグルトとチーズとフライドポテトをパンと一緒に。やっぱり素材が生き生きしていて美味しいなあ。。生き返る😊

ロディアンとは翻訳機で会話。

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なんか、流れで、ここに一泊させていただけることになった😊

嬉しいなあ!こんな突然現れた旅人を家族みんなで暖かく迎えてくれてすごいなあ本当に。

食べるものはほとんど自家製のようだった。チーズを作っている様子。

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今晩はこの牛肉いただけるんですかね。。😂

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ロディアンが家の周りを見せてくれることに。とても貴重な機会だ。

家の裏手に回るとここに

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犬っころが。いいポーズしてくれた😆

f:id:tajimax-tj:20210510164442j:plain牛小屋からぬっと牛が出てきた。

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牛を連れて広い農場に歩いていく。農場と家はこんな感じの山に囲まれている。気持ちのいい場所だ。

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牛たち。後ろでお母さんがナイススマイルを見せてくれている。

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草を食む牛。写真左の草は違う時期に食べさせるために育てているところだけれど、放っておくと牛が引き寄せられるように食べに行ってしまうので、行かないように食い止める。

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農場からお家を見上げた景色。

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ロディアンが誘うのでついていくと

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なんだ?この実。

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と、思ったら、若いりんごだった。酸っぱい。が、食べられないほどでもない。「このくらいのりんごは栄養が豊富なんだよ」と翻訳機で説明してくれた。へえ〜。

のんびり牛を見守るクロディアン。13歳だ。

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とにかく気持ちのいい場所だ。

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1時間くらいして、枯れ草を持って引き上げる。

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牛小屋を見せてもらった。全部で5頭の牛を飼っているみたいだ。

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家に帰って夕飯の支度。 

種類は分からないけれどこんな魚を

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丸ごと揚げる。

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パンをカット。女性が準備をして男性が先に食べる。というような文化があるみたいだ。

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おじいちゃんは93歳。おばあちゃんは86歳。寝たきりになったりもせずに農場を歩き回っていた。食べるものが自然で良いから健康でいられるのかなあ。

いただいたもの。

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左のポテトサラダに見えるものは、チーズに細かく刻んだネギとオリーブオイルを混ぜた「ザジキ」だ。ギリシャの食べ物として知っていたけれど、このアルバニアでも「ザジキ」で通っている。パンにつけて食べて美味しいのだ😊

卵、オリーブの実、チーズ、フライドポテト、魚のフライ。どれも素材の美味しさでシンプルに美味い!パンが進む😊

そして

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子牛の煮込み。来ました!柔らかく煮込んであります!味はほんのりトマトっぽいけれど薄めでさっぱりとしていた。これもパンが進む。ああ、書きながらまた食べたくなっている。。笑

デザートに「Qumushtur(チュムシュトゥル)」。

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ミルクに砂糖を混ぜてグラタンのような硬さに冷やしたもの。上には卵を溶かして固めたものが乗っている。これもまた美味しかった〜😊

もう、本当にホクホクでした。家族のみんなとは自分の簡単な自己紹介くらいしかコミュニケーションは取れなかったけれど、子牛の煮込みのお代わりをいただいたり、シャワーや寝場所を作ってくれてとてもお心遣いをいただいた。

まさか学校帰りの子供に助けてもらってこんなに豊かな時間が過ごせるとは。やっぱり行くところどんな出会いがあるか分からないなあと改めて思う😊