HIRO EATS THE EARTH

地球まるごといただきます

登って登って登り抜け(フィエルツァFierza〜メスィMezi)

I started running on a very long mountain road. I pushed my bicycle and walked uphill. It was only 23km, but I was very tired. I asked the owner of a small market in the middle of the mountain road to camp on the premises of his house. I was able to sleep in a beautiful place with mountain air and starry sky.

ハンパねぇーーーーーーー登った!!!

寝る時に内転筋が少しだけつってしまった!笑

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山の上の道路を進んで、暗くなったころに辿り着いた小さなマーケットの人にお願いして家の敷地内でキャンプをさせていただいた。疲れた〜〜〜〜〜〜!!!!!

距離にすると23km。でも疲れた〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!

〜〜〜〜〜

野宿したのはこんな場所でした。

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写真映えと寝心地の良さの両方を追求した結果こうなりました。うーむ、写真映えの方はまだまだだなあ。

 

結露したテントと寝袋を干しておきながらカフェで作業に取り組む。5時間くらい作業した。やっぱり長い。お湯をいただいてネスカフェを入れてコーヒーとしました。2杯も。あちらもゆるゆると営業されていたので気持ちが楽だった。居させてもらって感謝😊

 

作業を終えて出発。もう15時くらいだったので3時間くらいしか進めないけれど、それでも走っておくと自分の体調に良い。

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奥の方に(写真中央上)小さく小さく昨日泊まったフェリーポートが見える。

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ダムのある橋を渡る。

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橋を渡り終えるとものすごい上り坂が始まった。

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何度も折り返して山を登っていく。

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息切れして何度も立ち止まった。最近気が付いたのだけど、自分は呼吸が大変下手くそだ。よく余計なことを考えていることが多い。昔のことを思い出していたり先のことを心配したり。それをやめて今に集中して呼吸すると疲れが和らいで体が動く。まさに「全集中の呼吸」が大切。

登り切ったぁー!

と思ってさらに進むと

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まだ登りだよ。

旅は好きだが、その中で上り坂だけはどうしても好きになれない。ゼエゼエ言いながら何度「世界中平坦になれば良いのに」とぶつぶつ唱え続けたことか。でもまあ登ったら景色がすごいからやっぱりなくならないで欲しいけれど。

とりあえずこの山道に苦しんでいることを世界に発信したくなる。苦労アピールなんていやらしいなんて言っていられない。

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俺は疲れた!!!!!ww

 

休み休み進んで、登り切ったらこんな感じになった。

f:id:tajimax-tj:20210403171517j:plain登り道が長すぎて写真4枚を繋げた。笑

橋の見える景色を後にしてくねくねした道を進むと

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まだ続く。笑

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おそらくマップで表示されているグネグネのルートはつまりこういう山道ばかり続くということだろう。降って登ってを繰り返す。

楽ではない。決して楽ではないのだけれど、景色は良い。

こんな集落で暮らしってのはどんな気持ちがするもんなんだろう。

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上から下まで水が流れてる。

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梅の香りがする花が咲いている。ウメ科なのかな。

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日が沈み切ってきたので寝場所を探す。数少ない民家の近くにいる村人を発見しては翻訳機でコミュニケーション。が、単純に「分からない」だったり、言葉の全く分からない道案内をされたりですんなりとは行かない。

自分の肌感覚では場所が「村すぎる」とあまり助けはいただけない感じがする。言葉は基本現地の言葉だけだし、人々の気持ちも閉鎖的というか、外部の人との接触を好まないというか。

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綺麗な色を見せながら太陽さんは沈んでいきます。

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晩御飯は手持ちの米かパスタしかなかったので、調理する必要がある。近くに給水できる場所があることが好ましい。時々道路脇には飲めそうな水がちょろちょろ流れている場所がある。その近くで広場があれば人の協力がなくても大丈夫そうだ。

 

そう思いながらキョロキョロしながら走っていると一件の小さな家を見つけた。中周りに何台か車が集まっている。家の中では4人くらいの男性がテーブルを囲んでいるのが見える。きっとマーケットかカフェかなんかだ。これはチャンス。人に対して開けている場所では協力を頂きやすい気がする。

中に入って翻訳機を見せると、オーナーさんが店から見下ろしたところに見える敷地を指差して「あそこなら良いよ」と教えてくれた。水も、山から引っ張ってきたと思われるホースから絶え間なく流れる水をいただけた。

見たところマーケットのオーナーさんの本家が写真の右奥。その手前の広い敷地は農場として使っていたっぽい。

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山あいの気持ちの良い場所でキャンプができそうでちょっと嬉しくなった😊

ヘッドライトで手元を照らしながらパスタと米を茹でてケチャップやオリーブオイルやペッパーをかけて食べた。案外悪くない😊

星空もよく写りそうだったのでめんどくさかったけれど撮影してみた。

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三脚は壊れてしまってもうないけれど思ったより美しく写ってくれるなあ。やっぱりこっちも頑張ってみようかなあ。三脚もまた新しく買って。

今日の寝場所風景は映えているかな。左の坂の上の方にあるのがマーケット。虫退治のためのブルーライトが良い色を写真に加えてくれた。

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テントの中でゴソゴソ場所の整理をしていたら右脚内腿のあたりが吊ってしまいそうな感覚になる。慌ててストレッチする。自分は結構自分を甘やかしているので8ヶ月旅したとは言っても、そんなに体力はついていないのだと思う。身体のケアも欠かさないようにしないとな。

有名な観光地でもないけれど、滅多に訪れないような特別な場所でキャンプするドキドキ感を味わいながらゆっくり眠った。