HIRO EATS THE EARTH

地球まるごといただきます

ペーヤの新しい友人(ヴラゴリVragoli Враголија〜ペーヤ Pejë Пeћ)

あまり写真を撮りたくない。

今の自分の撮り方は浅い気がする。こんなんじゃないだろ、と思う。もうちょっと見えてきたらその感覚がどんなものなのか書いてみたい。要は納得していないのです。

一度、撮るという行為から離れてもっと基本的な当たり前の行為を確かめたい。息の吸い方、吐き方、立ち方、歩き方、目のやり方、気持ちの動き方。模範解答を求めるのではなく自分の魂からの「イエス」を求めて。

70kmの道のりは基本、そんなことを考えながら進んだ。ちゃんと身体の感覚を感じると気持ちがいい。全然神経を通していなかった部分がたくさんある。もっと気持ちの良い在り方が、ある気がするし、その在り方がもっと大きな輪を描く気がする。

途中休憩のために立ち寄ったガソリンスタンドでちょっとした友達ができたり、道行く人と笑顔で挨拶を交わしたり、やっぱりコソボの人たちは人懐こい感じがする。

ペーヤに着いた時には夜だった。さらに、予報では夜から雨が降る。屋根付きの場所を目指す。都市圏だからきついかも、けれども落ち着いて歩く。なんなら夜通し歩くことになっても良いさ。くらいのイメージ。

するとたまたまばったり出会った若者男子が無料で彼のホテル、というところ案内してくれた。ハンバーガーまでご馳走いただいた。また素晴らしい人との出会いで無事に過ごせて嬉しかった。ありがたい😊

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 70km走行。もうモンテネグロの国境近くだ。

 〜〜〜〜〜

無事に眠れた。

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これから向かうペーヤという街はコソボでもっともポピュラーなビールの産地でもある。美味い飲み物が飲めそうだなあ😊

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一番上の文字が「ペーヤ」

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今日も広大な景色をみながら走る。

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道中ではこういう石碑がたくさん目に入る。ちゃんと分からないけれど戦没した人のためのものだろう。上にはアルバニアの国旗が立っている。

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こんなお墓もあった。土に石板を立てているだけのものが印象に残っている。今までみてきた中で一番シンプルなものかもしれない。

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春が近づいている。まだ1、2週間は寒いようだけれど。。

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石碑

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ちょっとした疲れだけど休憩。ガソリンスタンドで電源とWi-Fiをゲットしてブログ更新。無料で使わせてもらえるのはありがたい。珍客に興味を示した人々と一緒に写真を撮る。

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また動き出す。光が綺麗にさしている。

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次はこんな所に気が向いた。

作業をしている人と挨拶を交わしたので少し立ち話をした。

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この石から家の壁や床を作っている。

カタログを見せながら説明してもらった。

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ドイツやオーストリアに輸出するらしい。やっぱり良いお値段で売れるのかなあ、西側は。

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すぐにまた走り出す。壊れている建物もよく見かける。

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また石碑

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最近の姿はこんな感じ。

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モスク

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ペーヤに着いたけれど夜。ペーヤは都市圏だった。

寝場所はそう簡単には見つからなさそうだ。

でも、日中ゆっくりいろいろ確かめながら走ったおかげか、かなり落ち着いていた。

結果はなんであれ、ただ、助けを求めていくだけ。

バザール。

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目があった2人の若者が話しかけてきた。

風貌的にチンピラかなあと思った。

が、とてもフレンドリーな人たちで、

翻訳機で事情を伝えると、

「自分のホテルに泊まっても良い」と言ってくれた。

え、君、ホテル持ってるの?お金払わなくて大丈夫かな?

とまあいろいろ不安はあったけれど着いていく。自転車を持ってくれた。

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で、到着したところはこんなところだった。

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いやあ、これは古いね!トイレなんかはもっと古い!

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でもすごく助かる!😊

カンボジアを思い出すなあ。

ホテル代は取られず、本当に彼は善意で助けてくれたのだ。感謝だ。

そして街に繰り出してハンバーガー屋に連れて行ってくれた。

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セルビアの後だと質素な見た目だけれど、味はしっかりしてて美味しい😊

べジェットという名前。ぼくと同い年だった。

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ホテルの部屋に戻ってからも少し飲み交わした。

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レオという英語の話せる友達が来て彼が通訳となっていろいろな人と話を繋いでくれた。みんなとても親切で、理解のできないやりとりを目の前にした僕を気遣って頻繁に「大丈夫か?」と尋ねてくれた。ああ、また良い人たちに恵まれたなあと実感して嬉しかった😊

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「明日は朝からコーヒーを飲んで、街を案内するよ」提案してくれた。本当にありがたい😊

部屋は隙間風で寒かったけれど、ベッドのおかげで暖かく眠れた。