HIRO EATS THE EARTH

地球まるごといただきます

進化する(プリシュティナ Prishtinë Приштина〜ヴラゴリVragoli Враголија)

またほとんど作業ばっかりの日だった。笑

なんというか、何か大きな考えをまとめようとしているような感じがする。

これまで、自分は本当に生きることだけで精一杯だった。ギリシャブルガリアまでの余裕のなさは本当に思い出すとちょっと自分で噴いてしまう。笑

なんであんなにアップアップしていたんだと。

暗くなって寝る場所が見つからなくても全然平気な感じがするし、お金は欲しいけれど、なかったらなかったで生きていくためのいろいろな作戦を立てられなくもない感じがする。

何より、誰からも認められず、お金だとかいろいろがうまく立ち行かなくなったって自分はこれを続けていくんだという腹の据わりが、少しずつ、少しずつ、旅の中で日々いろいろな喜びに触れていくことで深まっていったことが大きいのだと思う。

どうやって生き延びるか、というところから、何を創るか、というところに焦点が移ったように感じる。ステージが変わったとも言える気がする。自分が新しくなったとも言える気がする。

この、前よりも進んだ境地で改めていろいろと眺め次の歩みを見定めている。

 

具体的なところではインスタの投稿を強化した。

もうね、インスタが頼みなんです。言葉も通じない外国人に自分のことを伝えるの。

このSNSの普及っぷりは半端じゃなくって、興味を持ってもらえたらとりあえず「インスタやってる?」と尋ねられる。

出会った人からお世話になることはたくさんあっても、自分からは特に何も差し出せない、あるとしたら笑顔くらいの自分としては、このインスタで「あの時出会った人が今はこんな旅をしているんだぁ〜」と楽しんでもらえることが、自分からできる恩返しの一つだと思う。

更にやりたいことはまだまだある。オンラインでトークライブをしたり、動画を撮ってみたり、国ごとのまとめ記事を書いてみたり。要はもっと人に伝えたいのだ。

自分は何か人を楽しませたいと思っているのだと思う。旅をすることも大切だけれど、その目的は誰かに楽しんでもらったり、何かしら良いものを差し出したりすることにあると思う。書くことも、喋ることも、写真や動画で見せることも、もっともっと伝わるような質のものを作りたい。大変だけれどなあ〜、元気な時の俺はそこまではっきり見えるようになってきました。

そして、ここからはもう、当てずっぽうに近いのですが、いずれは教員のような立場になってみたいと思っています。母親が小学校教諭だったのですが、血は争えないというか、なんかこう、他人に対してお節介がしたいんだという感覚が本能的にあるようです。ま、当てずっぽうですからまだ本気にしないでくださいね、読んでくれてるそこのあなた。笑

 

この日はマーケットの人に聴いて教えてもらった広い敷地で野宿しました。

 

移動する時間はほとんどなし、10km程度しか移動していない。都心の居心地が自分には苦手だったので最低限そこから出てきた感じです。

早朝6時くらいにもまた犬っころに吠えられた。。くそう。おれの安眠。。

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荷物をまとめようとしたらスマホ充電用のコードがない。

全て荷物をまとめても見つからない。

昨日うろついたところ全てを回ってもない。

やばい、やっちまったか。。仕方がない、買いに行こうか

と、思ってたところで

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あったーーーーーーーー!!!!!!

見つけにくかった。。。

相変わらず荷物の管理が苦手です。

 

さあ、なんかこう、気分が乗らない。都心にいるからちょっと元気がないのかもしれない。コソボでどこに行こうかも決まっていない。寒い。

よし、カフェ行こう。

街を彷徨って良い感じの場所を探す。

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こんなに大きなアリーナがあった。

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派手な落書きは結構いろんな場所で拝める。

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日本の漫画も結構流行っているのかな、コソボでは。

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首都なのでカメラグッズも確認。新しい三脚を見に行ってみたけれど良いものは見つからず。

 

で、カフェに立ち寄った。コーヒー一杯0.5ユーロ(65円くらい)で電源とWi-Fi確保。6時間くらい居座ってブログを書いていた。あれ、長いなあ。笑

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街のモニュメントの前でパチリ。

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野良犬が3,4匹、餌をくれる人だと思ったのかたかってきた。笑

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夕方の出発。

プリシュティナを充分に観光したとは言えないけれど、都心はやっぱりなんだか居心地が悪いので先に進むことにした。

行き先はペーヤというコソボの西にある街とした。

建設途中のでかい建物がたくさんみられた

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きっとこの街もすごい勢いで景色が変わっていくんだろうな。

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またクリントン像の前を通り過ぎた。

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遠くに日が沈む

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暗くなった。体力に余裕はあるけれど、暗い時に移動する気分でもないのでどこかで寝る場所を探すことにした。

目に入ってくるお店に行っては寝場所を尋ねる。

パン屋さんではパンを差し入れにいただいた😊

続いて尋ねたスーパーの人がこの先200mのホテルの近くにテントを張れるスペースがあると教えてくれた。ホテルの人に尋ねるとたしかにすんなり了承してくれた。

そして、その近くのシェルのガソリンスタンドで作業することに。

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パン屋さんでいただいたパンとジュース。

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あんずっぽい味のジャムパン。

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こちらはソーセージパン

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うまい、ちゃんと焼き上げた味😊

作業してるとなにかと食べたくなってしまう。自分で買っておいた食べ物にも手が伸びる。

100グラム0.15ユーロ(20円くらい)のソーセージも美味い😊

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作業ではインスタグラムの更新に取り掛かった。

自転車旅をはじめたときからSNSの大事さが身にしみた。

インスタグラムはいちばんポピュラーなSNSだと感じる。若者から中年、果ては時々お年寄りまで、利用者が多い。画像や動画がメインのツールだから言語の枠を超えやすく、総じて利用者は多くなるのだと思う。

出会った人からはとりあえず「インスタやってる?」と尋ねられることがとても多い。

見知らぬ人との関係づくりが一番の楽しみである自分にとってこれはでかい。

そして、これが決め手のひとつになったのだけど、SNSはこのブログよりもコンテンツの表示速度が圧倒的に速い。

一度トルコで自分のブログを見てもらおうと現地のおじさんのスマホからリンクに飛んでみたのだけれど、写真が全然表示されねーのなんのって。

国や地域によってインターネットの環境やデバイスの新旧は大きく異なる。これから世界中にいって友達を作るならばインスタグラムがちゃんと更新されていると、これから出会う人にも、出会った人にも自分の旅を届けやすくなる。関係を作りやすくなる。

こんな生活をしている以上、一人の人と長く時を共にすることは基本的に出来ない。自分のことが簡単に伝わる場所が欲しい。

 

これからの更新では、冒険家として、これまで旅したすべての期間からハイライトとなる写真を選び載せていくことにした。出会ってきた友達に、そしてこれから出会う友達にすこしでも楽しんでもらおう。

 

昔の写真はウェブ上に保存しているのでダウンロードに時間がかかる。選ぶのに時間がかかる。作業は遅く進んだ。それでも2件更新出来た。ゆっくりとでも発進していく。少しずつでいい。

 

0時くらいに作業を終えた。電源とWi-Fiをもらいながら何も買わずに5時間くらい居座らせてもらった。おまけに去り際にきれいな水をいただいた。日本の飲食スペースでは考えられない寛容さに頭が下がる。ありがとうございます。

テントはこんな感じに。

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10km程度しか走っていないけれど、誰に話してもつまらないような地味な時間が明日を作ることも、いまなら感覚でわかる。大丈夫。まだまだ進み続ける。