HIRO EATS THE EARTH

地球まるごといただきます

次の国は(カイセリKayseri)

この日、1日かけて次の行き先をブルガリアと決めた。

まずはカイセリの移民局に行って旅行者ビザの延長について尋ねてみると、今は基本的にオンラインで手続きを進めているのでそちらを参照してくれと、トルコ語のみの説明とリンク先が書かれた紙一枚をもらってあっさり引き返す。けれど実際に足を運んで確かめて納得できるからこれでよし。オンラインチャットでオペレーターに確認すると延長は基本的に1年で料金がおよそ2万円弱かかる。そしてそのために保険証や書類をいろいろ準備しなければならない。1年もいるつもりはないし、2万円もなかなかでかいコストなので(というかほぼ有り金全てが吹っ飛ぶ。笑)ビザ延長の選択肢は消える。

東側諸国で政情が安定している国々はコロナで国境が通れない。他の国もいろいろ吟味したところ、結局ブルガリアに戻るのが一番簡単だった。ブルガリアにはまだ思い出っぽい思い出が少ないし、そもそもどこであれ走れれば自分は満足だ。それにたとえ同じ道を走ることになろうと全く違う冒険になるはずなので、ブルガリアに戻ると言っても未知の国にいく時のようなワクワク感が湧いてきた。ようやく少しスッキリした。まだ急激な変化があり得るけれど、きっと大丈夫。

他には自転車や必要品の購入で街を少し回ってホテルに早めに戻った。

移民局のあとは自転車を直しに行く。Googleマップのクチコミの多い高評価のお店に。

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柔らかい雰囲気の店長さん。近くの修理所に一緒に自転車を預けに行った。

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修理時間は3時間ほど。ちょっと長いけれどホテルも近くないので待つことに。待っている間はお茶やコーヒーやトーストを買ってきてくれた。ありがてえなあ。。

この肉は「スチュクSucuk」というちょっとスパイシーなソーセージ。よく見かける。美味しいなあ。。

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待っている間店長が何やら電話し初めてこのカイセリの自転車協会の人(英語が話せる)と通訳として繋いだ。電話越しに話す彼はとても歓迎してくれているようだった。

トルコには各都市にその都市の名を冠した自転車クラブや協会といったコミュニティがあって、自転車で旅をしている外国人の自分はどの自転車コミュニティの人からもとても歓迎してもらって、いろいろ何かと助けてもらってきた。ここ、カイセリの協会の人もまた例外なく歓迎してくれているようだった。

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修理が終わる。修理代は100TL(1500円)だった。頼んだスポーク数本の修復とブレーキワイヤーの交換をしてくれたらしい。うーん、アンタルヤで修理してもらった時はスポークとシャフトまで交換してもらって50TL(750円)だったんだけど、、もしかして微妙にぼったくられたのか?まあでも、深くは考えすぎないことにした。とりあえずこれからまたハードに走っていくに当たって自転車を復活させておいて良かった。

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なんにせよ、また一つ繋がりが増えて良かった。SNSでもどうぞよろしく。

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以前、ブルガリアから一緒に自転車旅をした仲間の一人。アルゼンチンのレオナルドから連絡が入った。彼もまたトルコからブルガリアに移るらしい。彼とどこかしらで合流して二人で国境を通る約束を交わした。数ヶ月離れてからまた会って一緒に旅するのは面白そうだ。楽しみが増える。明日からまた走るぞー!