HIRO EATS THE EARTH

地球まるごといただきます

旅先で出会った友達にも日本旅行を楽しんでもらいたい(イズミルİzmir)

今日も一日ゴケルさんの家で準備と作業。ゆっくりできるうちに年末の挨拶とか書きたいなぁと思ったのだけれどぜんぜん進まなかった。うーん、今の自分にできるのはしゃべることよりも動き続けることだけかな。

唐突だけどインスタライブに招かれた

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こんな良い感じの告知画像まで作ってもらって

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自転車旅人と現地のホストをマッチングさせるWarmshowersというSNSサービス。世界各国で登録、利用されているけれど、トルコではその横の繋がりネットワークが活発だ。インスタライブにぼくを招いたのはイズミルにある自転車コミュニティ。ライブの趣旨は旅人へのインタビューを通じてのコミュニティの交流促進。地元の人と旅人が交流するチャンスを広げていこうとしているようだ。

インスタライブではこれまで訪問したところやこれからの行き先、日々の生活のことなどを話した。ライブを聴いている人からも質問されたり、ホストのお誘いを受けたり、今後のおすすめルートを教えてもらったりした。

インタビューはちゃんと残っているのでよかったらどうぞ。へぼい英語で受け答えする寛久くんが見れます。f:id:tajimax-tj:20201228072916j:plain

インタビュワーの方はここまで自分のホスト先をたくさん取り繋いできてくれたムスタファさん。この自転車コミュニティを仕切っている人だったので、これまでもたくさんお友達を紹介してくださったわけだ。

現在はコロナパンデミックなので打ち合わせなどは全てオンラインで済ませた。一度も実際に会ったことはない。それでも終始とても協力的な人だった。多分イズミルを出発してからもたくさんお世話になる気がする。

ライブを見ていた人はトルコのいろいろな地域の方がいたようで、これから通る予定の場所に住む人たちからは「うちに泊まっても良いよ」とたくさんコメントをいただいた。とてもとても心強い。ほんとうにトルコ人は国外の人と関わることを楽しむ心意気が根付いているように感じる。トルコの地理的にもそんな国民性が育まれるのに納得感はある。

自転車旅をしてトルコのそんな側面にたくさん助けられている自分としてはこんな文化をいずれは自分の国に持ち帰りたいと思った。それとちょっと有名人になったみたいで内心けっこうはしゃいでいた。笑

 

明日出発する。3日間ホストしてくれたゴケルさんにトルコの国旗に名前を書いてもらった。

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これは先日国旗をもらってから思いついたキャンペーンだ。寄せ書きみたいに出逢う人に書いてもらってたくさんの国旗をゲットしようと思う。

ステイしている間、ゴケルさんはいろいろとアドバイスをしてくれた。ゴケルさんはサウンドエンジニアが本職で、自転車を自分で塗装して販売したり、自転車を修理したり、部屋の壁を塗ったり、いつもネットサーフィンしながら良い色を発見すると番号を調べてサンプルファイリングしていたり、DIY気質がすごい。

「トルコと日本の国旗って色が反転になってるよね」と話したら「いや、日本の日の丸はトルコの赤とは違うよ」とナチュラルに返してくるような人だ。感覚が研ぎ澄まされている。

そんな人から見れば自分のような素人チャリダーはツッコミどころ満載である。

自転車についてのアドバイスをいろいろと。荷物を軽くするためのアイデアチューブレスタイヤ、ハイドロブレーキ、より軽いサスペンションなどなど、いろいろなオプションを提示してもらったり、ブレーキの調整方法や荷物の配置方法、自転車以外にも調理用のガスの補充方法を教えてもらったり、まあとにかく全てが素人の自分には大変ありがたいアイデアをたくさんもらえた。

自分の手で何かを造る人は本当に頼りになります。

この後ろの壁はぼろぼろだったところから修復して自分で塗装したもの。すげえ。

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ゴケルさんは葛飾北斎のファンであるくらい日本の文化が好きなのでいつか日本に行ってみたいという希望がある。彼だけでなくこれまで出会ってきた他の友人たちもまたたくさんの人が日本に行ってみたいという希望がある。

が、旅をしているととても実感するが日本は物価が異常に高い。ほとんどの国の所得水準は日本のワーキングプアのそれよりも低い。旅行するハードルは相当高い。自分はその物価の高い国からのスタートだし、投げ銭も日本人にお願いできるし金銭的なハードルが他国よりも低い。旅行はどの国に生まれようが楽しみたい時に楽しめるようになる方がいいと思う。

せめてものサポートとして先の自転車コミュニティのような旅行者を無料でホストしたりいろいろな体験を共有したりすることを楽しめるネットワークを作って自分の出会ってきた友人やその関係者が日本に旅行しに来るときにサポートできるようにしたいと思った。というわけで協力者を募ります。自分の中にある火がまた一つ大きくなった気がした。