自転車で一緒に旅した仲間たち。彼らがセルビアで出会った人に元気にイスタンブールに着いたことを報告するための写真を頼まれて撮った。彼らにはたくさんお世話になったので少しでも恩返しになったら嬉しいと思う。
自分の持っているレンズ3本のうちの1本。ズームレンズが少しだけ壊れている。ギリシャで落としてしまってからだ。
具体的な症状は少し離れた被写体にピントを合わせることができない。もっと離れたところは全然合わない。風景写真なんか撮るときはボケボケになる。
↑の写真もズームレンズを使ったけどピントが合っていない。
やむなく別のレンズで撮影。
このズームレンズの故障は撮影の幅が大幅に減る。望遠がほぼ使えない。
レンズが壊れて思うような撮影ができなくなってから思うが、やっぱり写真は自分にとって大切なものだなと思う。もちろん手元にあるもので頑張っていくしかない。ガテン系の旅なんだから物がなくなったり壊れたりすることもはじめから想定している。けれど、あったものがなくなるのは辛い。失って実感する大切さ。
撮影を終えて、彼らに感謝と別れを告げた。
タクシム通り。規制時間でない時はこのくらい人がいる。
帰ってからまたヤシルが気を利かせてくれて、トルコのポピュラーなファストフードを出前で注文してくれた。Lahmacun(ラーマジュンと聞こえる)。
野菜をたくさん載せてレモンをたくさんかけて
巻く(下手くそ)。
奥のぼんやり見えるヤシルの巻き方が正解。
辛い味と普通の味と両方試させてくれた。辛い方が好みだなあ。
おやつも定番。
ぼくをたくさん助けてくれたヤシルとインシヌル。姉弟のツーショットで撮らせてもらった。とても穏やかな人たち。とても居心地が良かった。また素晴らしい人と出会わせてもらったなあと思う。
やっぱり自分にできることは写すことだと思う。こんな旅人を助けてくれた人に対してなにか出来ることをしたくなる。その時に高い水準の写真が撮れる自分でいたい。だから撮影機材ももっと充実させて旅したい。そういう気持ちが湧いてくるカメラマンとしての自分もなにかに結びついていくような予感がした。
いよいよ明日、イスタンブールを出発する。最近動画で話すのはいつも言うことが思い浮かばないのでちょっとだけカンペを作ってみた。