HIRO EATS THE EARTH

地球まるごといただきます

生活用水流出事件(Dakar)

ロニーが陸で必要な機材を買い出しに行っているのでアンドレアスさんと自分の二人でベオママで留守番していた。夕方ごろにキッチンの水道が止まった。何か異常が発生していると思い、船の地下にある水道の様子を確認したらものすごい量の水で溢れかえっていた。すぐにロニーに連絡して様子を伝えた。「水量メーターはそれぞれ(左右一つずつの計二つ)どうなっている?」と尋ねられて「右側が」と言うと「ちゃんと専門用語で言い直して」と言われて「スターボードサイド(右舷)」と言い直した。さすが船長、落ち着いていらっしゃる。

船内には水が完全に無くなったので、マーケットまで生活用水を買い出しに。10Lボトルを10本購入しに行った。

帰ってきたロニーはポンプ修繕の作業に取り掛かって、何かのパーツが古くて水が漏れ出した、的なことを言っていた。状況を心配そうに見つめる自分にアンドレアスさんは「君の失態じゃないよ、安心たまえ」的に肩を叩いてくれた。

こういうトラブルが発生した時に定時の見回りをしておくと何が原因で破損したかを特定しやすい。自分は14時に見回りをしてその時には異常なしだったのでその後に水漏れが発生したことが推測された。改めて見回りの重要性を説かれる見習い船員であった。

水道ポンプはとりあえず修復できたので一晩中濾過装置を作動させて再度生活用水を貯めていた。

船内で出たゴミを陸へ。廃材は買い取ってくれる人がいるので売りに出し、残りはCVDのごみ置き場へ

船長は何かと肉食獣的挨拶をする。

ゴミ出し

それからディンギーのための燃料20lを調達。今回は自分で地道に運ぶ。

海の中に浮かんでいたナマコのようなキクラゲのような謎の生物。

暇な時間、撮影

パソコンで編集ソフトも使い始めたアンドレアスさんからやり方を時折尋ねられる。

食材を買い出した後はいつも自分が取り出しやすいように並べる。これが船長に唯一褒められた仕事である。

残量0になったタンク。

水道の修理で忙しすぎるお二人に代わって夕食作り、パスタを頑張る。

ビーフストロガノフ的な味わいで美味しかったどなかなかの評判で安堵した。

夜中からコリーナとジャカリヤが合流。明日はみんなでセイルトレーニング。