HIRO EATS THE EARTH

地球まるごといただきます

気持ちはアフリカに向く(Glasgow)

カロリスの家にこもって一日作業。この日、カロリスは「bike for good」での仕事の合間にぼくの自転車を色々と修理してくれていたそうで、彼の退勤時間ぐらいに写真が送られてきた。修理はあと少し、前カゴとハンドルに改善の余地アリとのことだったので明日、自分で手をつけることにした。

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ふと、アフリカに向けて直行しよう心に決めた。理由はただただ心惹かれるから。もちろん、常識的には自分みたいな四六時中自衛力皆無で守護霊任せ状態のふわふわ人間が物見遊山で行って良いような場所ではないのだろう。いつ死んでも後悔はないとはいえ、ファンのために可能な限りは長生きするつもりなので慎重になるべきではある。

ヨーロッパを旅して2年近い。もちろん充実している。良い体験は数えきれないほどある。ただ「物が揃っているなあ」とよく心の中で呟いていた。

自分は生き死について考えることが多い。日本、行き渡りに関してはまだまだ問題が山積みとはいえ、世界的に見れば最上位クラスで物に溢れた社会で30年以上育った。ここヨーロッパでも、東と西でかなり大きな差はあれど、やっぱり物が揃ってはいる方で、旅をしていてもこの文明に助けられることが多い。

でも、だからこそ、日本にしろヨーロッパにしろ、これらの物が揃った環境について、ぼくはかなり反射的に「自分の身を置く場所ではない」と思っている。世界のマジョリティはもっと物が揃っていないはずだし、もっと具体的に生きるか死ぬかの問題に向き合わなければならない環境も山ほどはずだ。

そんな地球の中で自分はもっと生きることが過酷な場所に行かなければならないと思う。そして、具体的にどんな展開になるかはわからないけれど、より過酷な世界に触れた上でできることに人生の時間を使って取り組まなければならない気がする。

それに、死ぬ前にあと一か国だけ選んで旅できるとしたらその国はアフリカ大陸から選ぶ。つまり一番行ってみたい場所はもう決まっている。そんな状態で他の場所を旅しても魂の何%かが彼の地に向いている分、勿体無い。

ならば真っ直ぐそちらに向かうべきだ。

いつ終わるかわからぬ人生。大本命を真っ直ぐ取りに行け。

この、グラスゴーを出たらできるだけ寄り道は控えてモロッコに向かおう。それまでにブログ更新、いくつかやりたいと思っている発信も済ませておきたい。

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朝食

夕飯にカロが照り焼きハンバーガーを作ってくれた。美味しすぎてやばかった。

夕方、グレッグ、コミュニティガーデンで友達になっていたブライアンと待ち合わせて、彼のガーデンでビールを飲んだ。相変わらずほとんど話にはついていけないが身を置くだけで楽しい。