６月が始まった。
50km以上進んだものの、無気力な日だったと思う。自転車走行で例えるならペダルを漕ぐ量が最低限で、惰力だけで進んだような感じ。自分はこういう時、食べることしか楽しみがなくなる。
昨晩自炊してたくさん米を食べたのに今朝もまた食べたくなってご飯をたくさん食べた（普段は翌々日くらいまで腹持ちする）。なぜか道端に落ちていたフィッシュ&チップスも食べた（食べた感じとその後の体調から察するに全然痛んでいなかった）。
移動中パンとビスケットを食べたい気持ちがずっと騒がしく、この日停車した街のALDI（一番低価格帯のスーパー）で格安のビスケット（50円で300g）とパン（60円で800g）を腹一杯食べた。110円ではち切れそうになるお腹。
いつも走ることや撮ることや書くことや話すことに使っているエネルギーを食べることに注いでいるのかもしれない。
この日は良い人と出会うために聴き込みを頑張る気力もなく、最初に訪ねた人に教えてもらった空き地に早々テントを張った。自転車を直すための目的地グラスゴーには明日到着できそう。
拾ったフィッシュ&チップス
翌朝、ぼーっとしていたらテントの網から差し込む光はよく見ると小さく虹色になることがわかった。
