HIRO EATS THE EARTH

地球まるごといただきます

物質欠乏の恐怖から自由になる(Garenin→Achadh Mòr)

ヒーローズあさひ君との二人旅(YoutubeTwitterInstagram)は続く。

昨晩庭を貸してくださった農家さんは家の中を歩いている姿が小窓から確認できるのにいくらノックをしても出てこない。挨拶は諦めて出発。ルイス島の観光地であるブラックハウス村やストーンサークルを見学し、ツイード小物を直売で売ってる農家さんに生後1ヶ月の羊を抱かせてもらったりした。

夕方にノックしたお宅のに住んでいた一人暮らしの女性に庭でのキャンプをさせていただいてガレージの中で電源とWi-Fiをとって作業もさせていただいた。

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折に触れて、あさひ君と理想の冒険スタイルの話になった。そこに自分が進みたい方向への糸口が見える。

あさひ君は初め何も持たない状態で旅に飛び込んだ(彼のチャンネルでその様子が覗けます)。そこから色々な頑張りでお金を増やして必要な道具を揃えてやりたかったことも出来るようになる。

同時にそれが重荷になる。ベースでバスキングをしたければアンプやギターという重い荷物を運ばなければならなくなるし、Youtubeで収益の出せる動画を作りたければパソコンも撮影機材も必要になるし、何より作業時間が必要になる。

あさひ君はもういっそのこと全て手放して初期のころに戻った方が面白いのではないか、ということを話していた。その発想を受け、ぼくのいつも関心あることにリンクした。

物質欠乏の恐怖から自由になるというのは自分にとってとても大きなテーマだ。これができれば世の中の大体の問題は解決するんじゃないか、くらいに思っている。多くの人がやりたくないと思っていることの先に新しい地平は見えるもの。

だからまず自分がどこまで物質フリーになれるか試みている。

自転車がなくなったら歩きとヒッチハイクで旅をする。カメラパソコンスマホが盗まれ壊れたら一才電子機器を使わないちょっと昔の生活体験を楽しむ。食べ物が手に入らなければ不食者になる。お金がなければお金のない中で試行錯誤する。自分でなんとかできないことはまず誰かに頼る。内側の世界、外側の世界、自分の力、他人の力、全宇宙を総動員して生き抜いてくことをいつも脳内でシミュレートしている。

資源が限られていて、その中で生存しなければならないという前提に立つからストレスは生まれる。でも実は資源は限られていないかもしれないし、資源が今手元になくても自分の心身は上手に適応する能力を持っているのかもしれないし、抜け道を見落としているだけなのかもしれないし、単に目の前の親切な誰かの存在を認められず助けを求めないでいるだけかもしれない。そうやって世界と柔らかく向き合えるようになるほど、生きることが楽しくなって行く。その記録をこのブログに残していくつもりでいます。

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古いツイードの織機。ハリスツイードで有名なあのけばけばの布はこの島が発祥。

ブラックハウスの屋根。

ストーンサークル。5000年近く昔に作られたものだそう。イギリスのいろいろなところに建っていて、イングランドにあるものが有名だそう。

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こちら農家さんのHonesty Box(直売所)

卵にツイード小物

ファーム内に入れていただき他の作品も見せていただいた。

初めて抱かせてもらった羊。生後3ヶ月の羊、重さは10kgくらいだった。