HIRO EATS THE EARTH

地球まるごといただきます

ルイス島にお住まいの日本人(Arnol→Ness)

ヒーローズあさひ君との二人旅(YoutubeTwitterInstagram)は続く。

昨晩、夜中に緊急避難させていただいた件については家主のPさんも「良かった良かった」と笑顔だった。本当に助かりました。。

昨日、「自分達は日本人だ」と自己紹介した時、Pさんの奥さんのAさんはこのルイス島に日本人が住んでいることを教えてくれた。かつてAさんが英語の先生をしていた時に教えたことがあるそうだ。

こんなイギリスの端っこの島に住んでいる日本人なんて珍しい。興味惹かれた二人の旅人は会いに行ってみることにした。

島の北端の岬を観光し、その近くに住んでいるというその人を探して聴き込みを続け、最終的にお宅にたどり着いた。

正直、ぼくらのような旅人二人が突然お邪魔したら日本人の尺度ではご迷惑にならないかとか思ってちょっと不安だったけど、中から出てきた女性に自己紹介をするとすぐに日本語で「お茶でも飲んでいく?」と尋ねてくれた。この突撃訪問スタイルをやり続けているけれど、日本語でこの言葉を聴くのは新鮮だった。そして心から安堵した。

彼女はTさんという方で、イングランド出身の旦那さんのSさんと一緒にこの地に来て18年になるという。Sさんお手製のビールやTさんのチヂミ、肉じゃがスパゲッティなどなどをご馳走になり、「ここで泊まっていきなさい」と受け入れていただいた。想像を遥かに超えて歓迎していただきびっくり、そして本当にありがとうございます。

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Pさんの牧場の子羊が怪我をしているので離れた小屋で療養中。

今日はデイトリップのつもりで、荷物をPさんのお宅に置かせてもらって出発した。天気は快晴。

古くから残っている家を見学したりする。

あさひ君が興味を持っていたので陶器屋さんに寄る。あさひ君はポルトガルで山籠りして原始的な生活をしていた時に自分で陶器を作った経験があるので以来こういうものに興味を持つようになったという。

島の北端の岬の辺りに到着。海の色が綺麗だ。

ここが本当に北端。

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Tさんのお宅。懐かしい、日本でよく見たカゴだ。

日本のご自宅で使っていた表札。

このお庭の壁はTさんが海岸から石を拾って積み上げて綺麗に整えてと地道に作業すること6年。とても広範囲にわたって見事に作られていた。

コーヒーとお菓子をいただきました。

お食事は突然の訪問なのに余っているもので柔軟に対応していただきました。ビールはSさんお手製のシードル。

Sさんは日本にいる時に女子校で英語の先生をしていたそうだ。とある女子高生からいかがわしいお誘いを受けたことがびっくり思い出だそうです。

Tさんは日本でスナックのような飲み屋さんを営まれていたそうです。

日本から送ったママチャリは倉庫に飾られていた。

「Sは出会ってから一度として私に怒ったことがない。自分はよく怒ってしまうものだから、彼のそういうところは本当にすごいと思う」とおっしゃっていたのがとても印象深かった。

たくさんお酒をいただいてすっかり酔っ払った我々はここの空き部屋で泊まらせていただけることになった。明日もバーベキューをするというので一日滞在させていただけることに。想像を遥かに超えたおもてなしに幸せで満たされた。