HIRO EATS THE EARTH

地球まるごといただきます

二人自転車旅のはじまり(Elphin→Ullapool→Stornoway)

2、3週間ほど前からヒーローズあさひ君(YoutubeTwitterInstagram)と連絡を取り合ってこの日、待ち合わせをした。ここまでの旅程は全てこの待ち合わせを視野に入れての進行でした。(あさひ君とは昨年アルバニアで初めて出会い、モンテネグロ、そしてロンドンで会った。今回4度目)。

今回もあさひ君からのお誘い。彼の関心のあるルイス・ハリス島、スカイ島を一緒に旅をしないかということだった。イギリスで90日間以上過ごすこと以外何の目的もないぼくはそのお誘いに乗ることにした。一人旅が性に合う気がするからずっと続けてきたけれど、自分は根本的に誰かと一緒に生きる性分であるという気配は消えず、ここらでいっちょ誰かと一緒に旅をすると良い予感もした。

自転車をフェリーに乗せて移動中、あさひ君が用意してくれたビールとお菓子をつまみながら話をする。

印象的だったのはあさひ君自身もそうだし、あさひ君から語られる関わっている人や見てきた人たちとその印象のバイブスが、自分の見てきた世界のそれと全然異なること。それにより自分の進んでいきたい方向性がよりくっきりしたことだった。また漠然とした言い方ですみません。そのあたりの言語化はいずれ行うことになると思います。

ルイス島に到着し、あさひ君はぼくの普段やっている聴き込みに興味を持ってくれたようで、ぼくは期待に応えねばと緊張しつつ何軒か家の扉をノックした。

3件目でとてもフレンドリーなロバートさんという男性が自分の敷地でテントを張らせてくださった。さらに家のリビングに招き入れていただき、コーヒーとパンとお菓子をご馳走してもらいながら彼の人生を聴かせてもらう。

ある日、ジーザスクライストが目の前に現れ、啓示を受けてからキリスト教の伝導をするようになり、アフリカやアジアのいくつかの国の境界で伝道活動をされてきたそうだ。

印象的だったのはロバートさんの奥さんとの馴れ初め話。一度目は交際を断られたけど二度目は婚約指輪を何も言わずに彼女の指にはめ、結婚したらしい。こんななりふり構わないこと自分にはできない。時代背景もあるかもしれないけれど、自分の中で現代版に翻訳したイメージを立てようとしても難しい。性分じゃない。でも、何か大切なことのように思えた。

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テントの骨組みであるポールが曲がってしまうかもしれないというくらいものすごい風の中目覚めた。常時強風のハイランド、今後テントを張る時は風も気にしなければ。

コニーさんに朝食のトーストとコーヒーを用意してもらった。ありがたい。

奥さんのマレーシア出身のレイさんと息子のサミュエル君とご対面。レイさんは早々仕事に出かけ、祖父母に可愛がられる孫の写真を撮っていた。

午後近くまで作業をしていたら軽食もいただいてしまった。ありがたい。

息子夫婦はお仕事で出掛けていたのでご挨拶はできず。ありがとうございました!

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待ち合わせ場所に到着するまではなかなか雨が激しかった。それでも時間内に到着しようと頑張って自転車を漕いだ。何事もなかったけれど下り坂を猛スピードで駆け抜けたり横殴りの風に押されて道路の真ん中くらいまでよろめいた瞬間もあった。こうやって色々と重なって事故が起こるのだろうから、気をつけなければと反省。

Ullapoolのフェリー乗り場。

というわけでヒーローズあさひ君、今日からよろしく!

Ullapool

Lewis島のStornoway。

今日のキャンプ。朝日君のテントはタープがなくてシートを被せていた。サバイバルの先輩さすが。

リビングでくつろげました。

二人でのキャンプ。