すごく心惹かれる表情のお宅を発見。家の壁に大きな花の絵が描かれている。カラフルな装飾もたくさんぶら下がっている。ちょっと声をかけなければいけないな、と思って声をかけに行った。子供が二人、庭で遊んでいる中お邪魔するので親御さんが僕を危険に思わないかソワソワした。
中から出てきた男性は僕の素性を尋ねる。簡単に自己紹介してこの先の空き地にテントが張れるスペースがあることも教えてくれた。
「ところでこのお庭とても良い感じですね!」
と話し始めるとなんとその花の絵は子供たちが描いたという。わあ、やるね!
「お茶でも飲むかい?」とテラス席に座らせてくれて、しばらくすると食事も持ってきていただいた。さらには彼の庭にある小さな別荘的な小屋の中に泊まらせていただけることになった。エアビーなんじゃないかというくらい綺麗な内装にベッドに暖炉。感動する。
男性の名前はヘイミッシュさん。彼は熱心にスコットランドの文化を伝えてくれたし、家に飾られているものを色々見てもスコットランドの文化を感じられた。
「ちょっと待ってて」とサーっと家の中に入って行ってしばらくするとバグパイプを持ってきて演奏してくれた。日本にいた頃はたくさんの知り合いが好きだったなケルト音楽。自分はケルト音楽と書いておきながらどんなものなのか厳密にわかっておらず、「無印良品で流れてるやつっしょ」くらいにしか知らないし、つまりは興味もそれなりなのだけど、こうして生演奏を聞かせてもらえるというのはそれでも感動した。
こんな自分がたくさんの知り合いを差し置いて生演奏を聴いているというのはなんというか不公平な話だ。
短いですが実際の音(スマホの録音ですが)はYouTubeにアップしています。
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今日は後ろから追いついてきた自転車旅集団が追いついてきてちょっとだけ立ち話になり、彼らの軽食だけご一緒した(食べ物は全部譲っていただいた)。みんな仕事の休み中にイングランドから1週間くらいの自転車旅をエンジョイしているということだった。
一緒にスタートしたがすぐさま遠くに消えていく一団。これから通る予定のInvernessが目的地だというので、もし会えたら会おうということになった。
今日からハイランドというスコットランド(グレートブリテン島)の最北地域に入った。景色がとても良いらしいので楽しみ。
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辿り着いたヘイミッシュさんのお宅
子供たちとヘイミッシュさん
テラス席。
この奥にあるのが泊まらせていただいた小屋。
「Bothy」とはスコットランドに点在している旅人が無料で泊まれる小屋のこと。このBothyになぞらえて小屋の名前をつけたそうだ。
ヘイミッシュさんと子供たちが部屋を整えてくれた。
薪を切ってくれて(ヘイミッシュさんの履いているものはまさにスコットランド発祥のキルト)
暖炉に火を起こしていただいた。
タータンチェックの布団、本棚にはスコットランドの歴史とかスコットランド辞書とかタータンチェック辞典とか色々あった(読まなかったけれど。。)
バグパイプは自分もトライさせてもらったけれど、ファーっと一つの音が出るだけで、どの穴を塞いでも音が変わらなかった。「一年以上は練習するもんなんだよ」ということです。
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いやあ、今日もいい場所に辿り着いた。。
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ヘイミッシュさんは近所の湖まで一緒に散歩に行こうと誘い出してくれた。
レゴ人形もタータン模様。ご当地ものだな。
登り道、ヘイミッシュさん後ろをついていく。
ここがその湖。丘に登って俯瞰できる場所に来た。
奥さんと娘さん二人の四人家族。ガールズの止まらないおしゃべりに疲れた時はここで一人になって過ごすらしいです。
次は湖畔に
ヘイミッシュさんはこういう遊び心があるものを作って置いておくような人だ。
帰ってからさらにライスを作っていただいた。至れり尽くせり、大感謝です。