HIRO EATS THE EARTH

地球まるごといただきます

今日の寝場所の尋ね方(Stanley→Pitlochry)

いつも寝場所を尋ねるときは「すみません、ぼくは自転車で旅する日本人なんですけれども、只今眠れる場所を探していまして、この近くで無料でテントを張れるスペースをご存じですか?」と尋ねている。英語が通じるときは英語で、それ以外は翻訳アプリに入力した文章を見せる。

こうやって尋ねているとフレンドリーな人なら自分の敷地にウェルカムしてくれてそこから素敵な時間に発展し得るし、そうでなければどこかの野っ原やキャンプサイト(無料という点はスルーされている)を紹介される。

直球で「あなたの家の庭にテントを張らせてください」と直接的に頼むと確かにOKはされるかもしれないけれど、テントを張った後は何も交流がない、ということもわずかながらあり得る。

人の家で泊まりたい理由はもちろん安全だし、衣食住も助けてもらえる、ということももちろん大きいけど、それ以上に友達になれそうな人と巡り合いたい、ということが一番大きい。そこから始まる体験が一番印象深いということはこの2年弱でよくわかっている。

だから、敢えて上記のような宙ぶらりんな質問をして、良い友達に巡り合えるまで続けていくというのがここまでのトライ。

が、この日はそのスタイルが仇となったか、どの家にお尋ねしても近くの旅行者に人気の原っぱを案内される形になった。近所にそういう場所があるとこのやり方ではダメだなあ、反省。

でも、住人の方々はみんなどこか態度がよそよそしかったから、どうお願いしても結果は同じか、もっと悪かったかもしれない。

結局今日はついに出会いに恵まれない日になった。紹介された野っ原に夜な夜なテントを張った。まあ、こんな日もある。

それでも、夕食だけご馳走してくれる人と出会って笑い合って連絡先を交換するということもあった。足を動かしてノックし続ける価値はやっぱり大きいと思う。

そんな5月はじまりの日。

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出発前にスコティッシュソーセージをサービスで2枚挟んだサンドイッチをノリーさんからいただいた。

ノリーさんとアイリーンさん、大変お世話になりました。

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自転車を停めたら牛たちがぞろぞろ集まってきた。柵がなかったらでかい奴らに寄ってたかられるのだろうか。ちょっと怖い。。