朝はコーヒーと朝食をニコラがご馳走してくれた🙏
ここで買ってもらったブレクは生地がパリパリしていて美味しかった。
姉弟の写真。
色々と助けてくれたのにさらに気遣ってくれた。
出発。
・・・
ドルヴァルを出て上り坂をゆっくり登りきって街が見下ろせる状態に。
山を超えていく。積雪。
さらに進むともう本格的に雪が降り続いていた。寒い。
動いてさえいればなんとかなる。
写真を撮るために立ち止まるのは本当に嫌になる。
・・・
山を降りて積雪ゾーンが終わって一安心。
ボサンスキ・ペトロヴァツという街についたころに夕方になった。ここでまた助けてくれる人を探してみる。
モーテル、カフェ、レストラン、色々当たってみるけれどどこもだめ。街を出てちょっと隣の小さな町に行ってみてもだめ。どこかに道案内してくれた人もいたけれどどこのことなのかさっぱりわからない。
真っ暗になって雨が降ってきた。この町はなんとなくダメそうな気がする。本格的に街をでてどこか草地で野宿しようか。
とりあえず疲れたので何かの建物の空き部屋の前で雨宿りした。
一人の青年が歩いてきてその部屋の鍵を開けて中に入って荷物を整理していた。その青年にその空き部屋で泊まれないか交渉した。ダメだった。
青年はすぐ隣のカフェに入っていった。すると中から今度は別のおじさんが出てきてぼくの方に向かって手招きしている。たくさん交渉してきて何もなかった分、希望の明るさが、眩い。
全く言葉が通じない人たちだったけどとりあえず座れと。
そしてお茶をご馳走してくれた。
鶏肉のホットドックとポテトのファストフードもいただいた。
店には入れ替わり立ち替わりでいろんな人(大体みんなおじさん)が入ってくる、おじさんたちが自分の紹介をしてくれる。
その中の一人が仏頂面のまま、「寝る場所は大丈夫」というジェスチャーをしてくれた。
店を出て連れて行かれたのはちょっと大きめのお家。
工事現場の作業員が共同で寝泊まりするような場所っぽかった。
そこの空いているベッドを使わせてもらった。今日は助かった。
・・・
部屋にまた別の陽気な若者が入ってきて握手した。
「ビールでも飲もう」と誘われて同席した。
みんなこのドミトリーを間借りして住んでいる友達同士だそうだ。絶え間ない男子の猥談でただ笑っていた。最後に3マルクを要求された。彼らのビール代に使うそうだ。5マルクあげた。こんなふうに集団で圧をかけられたら断るのは難しい。気を付けておかないといけないと思った。