相変わらず調子は低めだけど、この日、思いがけぬタイミングで投げ銭が入ってカフェの席で思わずガッツポーズをして、本来の元気をちょっとだけ思い出した。お金があるということの安心感はすごく大きいけれど、振り込んでくれた人は旧知の友人で、書いてある事が良かったと言ってもらえたことが特別嬉しかった。
自分で大したこと書いてないだろうなといつも思いながらやってる。感想をもらうときは基本的に内容が含まれていないので、あまり読まれてない、でもとりあえず頑張ってるから応援する、みたいなことなのかなと想像して、毎度頑張って書いてる自分が虚しくなる。だから予防線として「どうせ大したこと書いてないし」と思ったりしているところだった。自分で言って思うけどなかなかスレている。
そこにその一言はとても沁みた。深いところでギアが一段入るような感覚がした。
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この日はボニという村に着いた。どこかにテント泊をしようとして何件かカフェを尋ねて回ってもアテはない。
そこにパン屋の方が心配をしてくれて、野宿とは言わず自分の家に招いてくださった。食事をいただき、シャワーに服の洗濯までさせてくれた。
この人は3人のお子様がいるお母さんで、みんな独り立ちしてドイツやクロアチアに住んでいる今、旦那さんと二人暮らしをしていた。言葉は通じなくて翻訳機でしかやりとりができないけれど、微笑みが印象的な人だった。
「ご家族がさぞ心配しているでしょう、自分の子供がそんなことをしているとなれば心配で心配で仕方がない」という、世のお母さんを代表するかのようなごもっともな心配をされた。それゆえにこんなに優しく助けていただけた。その優しさの部分をありがたく受け取った。
〜写真〜
途中、作業をするために立ち寄ったホテルは改装直前の準備中だった。それにもかかわらず中に入れてくれて空いている席で電気とWi-Fiを撮らせてくれてコーヒーまで用意してくれた。袖擦り合う程度の縁だったけれどとても良い人たちだった。
お世話になった方が働くパン屋さん。
チーズの入ったパイ、ブレクをご馳走してもらって沁みた。。
23時で仕事を終えて、彼女の車に自転車で頑張ってついてった。
家まで案内してくれたアニツァさん。居間で翻訳機を使って会話した。言葉が通じるかどうかは関係なく、コミュニケーションを取る意思がある人はこうして話をしてくれる。
お子さんたちの写真が飾られている。こうして家族は離れていても無事を祈りながら生きているもんだといつも実感する。
晩御飯もありがとうございます。
ひっさびさにベッドで眠る。ありがとうございました🙏