なんとなく気分が落ちている。特に何か嫌なことがあったわけじゃないけど。この鬱屈とした雨とか低気圧とかの影響かもしれない。とにかく起き上がって歩き回る。最近はこれができるようになってきた。落ちてるからって頭で解決しようとしない。首より下を動かす。
体の使い方、というか、イメージの持ち方をより理想的なものに更新しようとしている。
歩くのではなく、歩かせてもらう。
地面とか空気とかもっと目に見えないエネルギーみたいなものとか、そういう自分よりもはるかに大きいものに乗っかって自動で動いているかのような感じ。
自分の仕事は望むだけ。その意思を全てが後押ししてくれている。そういうイメージを描きながら歩く。
イメージはそのまま人生の全てに当てはめていくことができる。自分一人だけの力よりも遥かに大いなる力をいろんな人や物の力を借りて進む。
旅すること、写真を撮って編集すること、ブログを書くこと、時折自分は仕事しすぎだと思うことがある。自分できない部分は人に助けてもらうように心がけてきたけれど、まだ自分の仕事をカットすることができるのかもしれない。自分の力で頑張ってもいいし助けを借りてもいい。その時その時自分の最適解を選んでいく。
イメージに限界はない。現実なんて忘れてしまうくらいに捉われず、自分の限界を超えて、望みを描け。
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スルプスカ共和国を出てボスニア・ヘルツェゴビナ連邦に入国。特に看板とかゲートのようなものは何もなく、地図を見て確認した。ボスニア人とクロアチア人がいて、ボスニア人は基本的にはムスリムが多い。
ストラツという街ではモスクがたくさんあった。
到着して早々、待ち外れの民家の方に声をかけて庭にテントを張らせてもらった、彼らは「むしろこの辺空き地ならどこでもキャンプできるよ」という感じですらあった。のどかだなあ。ストラツを流れる大きな川や滝をちょっと見学してこの日も早めに就寝した。
〜写真〜
朝の霧は深かった。正教会もモスクも一緒にある印象のボスニアヘルツェゴビナ
途中カフェで作業。であったお客さんがコーヒーをご馳走してくれた。言葉は通じなくてぼくの国籍と旅先くらいしか分かってもらっていないけれど、笑って差し入れしてくれた。
「兌換マルク」というボスニアヘルツェゴビナの通過。KMで表記。ユーロの半分だと思えばいい。2KMは1ユーロ。
お店にかけてあったナチュラルアート。
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ストラツ到着。
救急車。
街の上の方には旧市街か旧城らしきものが見える。
街の真ん中を川がだーっと流れている
滝が見えてきた。ここもこの街の観光名所の一つっぽい。
見学を終えて人の家の庭で安全野宿。