シェフのお母さんにコーヒーと朝食(久々の、肉!😆)を用意していただいて、コーヒー占いをしてもらって、娘さんに家の近くの川に行ってもらってちょっと泳いだりした。
このレストランは亡くなった旦那さんが全て手作業で建てたものだという。まだレストランが営業していた頃、訪問してきた客がメッセージを書くためのノートに、自分もメッセージを頼まれた。いろんな国からの旅行者のメッセージが書かれていて、このメッセージが、ここにレストランがあったという何よりの証になることを思った。英語の中に日本語の言葉も書いてサインした。
出発して、作業を挟んで、上り坂をゆっくり歩きすすむ。
周りのどこを見渡しても木と岩と草原だけの場所で日が暮れた。どこで寝ようかなと思いながら歩いていた。
バスが一台ぼくを追い越し止まって中から人が1人。おじさんが降りてきた。モンテネグロ語(セルビア語の方言のような感じ)しか話せないけれどなんだかすごくフレンドリーだった。
思い立って翻訳機で寝場所を尋ねると、家があるから着いてこいと言われ、道路からはずれ、急な下り坂を降り続け、どこに家があるんだろうと広大な草原を眺めながら歩いているとぽつりと家が見えてきた。
彼はこの場所で暮らす農家さん。お父さん、お母さん、お婆ちゃんにお孫さんと一緒に迎え入れてくれた。犬、牛、豚、鶏、羊、野菜畑、チーズを作っているらしきたくさんの牛乳入りの桶、自分で建てたという家、ソーラーパネル、そしてめちゃくちゃ広い土地。9才のお孫さんと一緒に飛行機を飛ばしてしばらく遊んだ。
夜はパン、チーズ、ヨーグルト、豚肉(またしても肉!😆)、カチャマックというじゃがいもと小麦と牛乳を混ぜてマッシュポテトのように潰したもの、全てが自家製の食卓。ビールもいただいて一緒に飲みながらご一緒させいただいた。めちゃくちゃ幸せだった😊
夜は遮るもののない広い景色にたくさんの星が見えた。視野を広げればすぐに流れ星を見ることもできた。路上の偶然の出会いから。モンテネグロのいち農家さんのリアルな暮らしにご一緒させていただけて、本当に貴重な時間を過ごさせていただいた🙏
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深夜のインタビュー明け、遅く起きた。
テント出るとお母さんがコーヒーを用意してくれていた。
嬉しい朝食😊
レストランのメッセージノート
トルココーヒーを飲んだ後、カップを皿にひっくり返して置く。
しばらくすると、底に沈殿しているコーヒー粉がランダムにカップに模様を作る。
この模様を見て占うそうだ。
何がなんだか全然分からないけれどこれはぼくのコーヒー。遠くでぼくを思ってくれている人がいるらしい。
お世話になりました。このレストランを建てたお父さん共々、感謝です🙏
ちょっと近所の川で泳いできました。妹のアンジェラに撮ってもらっています。何撮らせてんねん。笑
レストラン出発。こんな感じの道路で日が暮れるまで歩いた。
バスから降りてきたおじさん。ミリボエさんという人だった。
ミリボエさんに着いて道路を横に外れて、めちゃくちゃ急な砂利の下り坂をブレーキを握りしめながらゆっくり降りて続けていくと、本当に家があった!(びっくり)
モンテネグロのTHE・農家さんだ。
最初はでかい愛犬にたくさん吠えられた。
ミリボエさんの奥さん、息子さん夫婦、そしてお孫さん一人の五人住まい。
ヤギ。豚、牛、もいる。
お孫さんのラザルくん、家に到着してからはずっと彼と遊んでいた。
カメラをずっと奪われていた。笑
牛乳を置いてチーズやいろいろ作っているみたいだ。
蒸して潰したじゃがいもと小麦と牛乳を混ぜて潰して焼いて食べる「カチャマック」
今晩のメニューはこちら。パンも含めて全部、自給自足です。
あたたかく迎えてくれて本当にありがたかったです😊
テントではなくて彼らのお宅のソファーを展開してもらってベッドを作ってもらえた。
「もう寝るぞ」とミリボエさんに急かされるのを振り切って一枚だけ撮った夜景。流れ星が入ったー!