ブルガリア入国時点で滞在可能日数は残り20日間だった。この間に別の国に移らなければならない。
位置関係的に一番スムーズなのはルーマニア。300km弱進めば国境に到達する。が、ルーマニア入国時のPCRテスト陰性証明の提出の是非や入国後の隔離措置についての情報がいまひとつはっきりしない。日本国大使館、バス会社、レオの知っている旅人、などなどいろいろ情報がそれぞれ違う。
PCRテストの陰性証明をとる場合、ブルガリアで検査を受けなければならないが、その場合は5000円ほどコストがかかる。これは地味にキツイし、コロナ騒ぎの片棒を担いでしまうようであまり良い気分はしない。
出来るだけ無条件で入国できる場所を選びたい。
調べてみたところではセルビアがその望みがありそうに見える。
コロナの影響で相変わらず旅の進路はスイスイと決まらない。スマホを眺め情報収集に時間をかける舞台裏だ。
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先日会ったフランス人のチャリダー達が泊まらせてもらった教会が近くにあるから自分たちもそこに行こう、ということでまた少し移動した。
ガリンは早朝にお出かけ。自分たちはお昼頃にゆっくり出発した。
アヘロイを出る。
ネセバルにすぐに到着。夏の観光地として人気の場所のようだ。というか黒海沿岸地域はだいたいそんな感じなんだと思う。
道中、レオが突然自転車を止めて「見ろよ」と合図する。
豚の解体作業をしていた。
すごいー!!滅多に見れるもんじゃないぞ!と近づいていくと、
歓迎してくれた😍
ワインとおつまみだーーーーーい!!!
内臓にネギをかけてコラーゲンで包んで焼く。めちゃくちゃ絶品😊
豚の解体している過程をたくさん撮らせてもらったけれど、なかなか刺激的かもしれないので写真や動画は載せないでおくことにする。
30年以上も生きてきて普段から当たり前に口にしている豚肉がどんなふうに作られていくのかもこの目で見たことがない。変な状態だなぁと思う。こうして人の手で行われている作業に立ち会うことができて良かった。
フレンドリーに迎え入れてくれて感謝です😊
そのあとは旧市街の方に行く。
こんな風に橋を渡っていく。
すごいなあ。城だ〜!
観光地みたいだ。
奥の方に写っている教会が噂の教会。ここに先のフランス人チャリダー達は泊まらせてもらったと言うけれど、こんな観光地にある立派な教会に泊まらせてなんてもらえるんだろうか。。
門から入ろうとするけれど誰もいなかった。別の場所を探すことに。
目が合ってフレンドリーな雰囲気で挨拶を返してくれた人に寝場所の心当たりを尋ねるけれど、その話題になると途端に「いやあそれは無理だよ」的な反応で話は終わる。うーむやはりトルコ人との温度感の落差を感じてしまう。
レオが一人の男性に声をかけたところ、キャンプができる場所に連れて行ってくれるということでついていくことに。
街から外れていく。
辿り着いたのは人のほとんどいない岬のようなところ。黒海の向こうに沈む夕が綺麗だ。
レオはその辺の薪を集めて焚き火を始めたけれど木が小さいのですぐに燃え尽きた。
月の周り何やら輪っかができていた。
並べてテントを張る。風が少し強い。寒さはそこまで厳しくない。星はそんなにたくさんは見えなかった。
全ての準備を終えたところで夜の8時くらいだったけれど、Wi-Fiも電気もないので特に何もすることなく眠った。空気式のマットにどこかわからない小さな穴が空いていて、少しずつ空気が抜ける。2時間経つとほとんど空気が抜けてしまって目が覚める。それでもまた眠る。