昨晩泊めていただいた農家さんの作業小屋から出発。昨日お世話になったフセインさんにご挨拶。フセインさんにエドレミトを案内してもらった。アイワルクではアテにしていたステイ先に訪問出来なくなってしばらく街を彷徨った。そんな中、偶然出会った方にホステルを予約していただけた。
およそ60kmの走行。
朝、フェフミさんがチキンスープを持ってきてくださった。ありがたい!チキンとパスタが入っている。さっぱりしていてクセになる😊
フェフミさん。良い笑顔。
農場を案内してくれるフェフミさん。
フェフミさんのいとこが管理する隣の農場。ここには羊がいるらしいが手前の犬が吠えまくる。時々鎖を引きちぎるくらいパワフルらしいので中を覗くのは諦める。
お隣はみかん農家さん。トルコはみかんもとても多い。みかん好きにはたまらない。
みんなで集合写真。フェフミさんから「自転車と一緒に撮りたい」と提案してくれた😊
もう一人の方は一緒の農場で働くご友人。
一晩お世話になりました!
メインの道路まで案内してくれたフェフミさん。本当に良い表情で迎え入れてくれました。大感謝です。
出発。ちょうど進行方向にあるフセインさんのお宅へ。昨夜のご挨拶に伺う。
光芒を見るといつもカメラをむける。きれいだ。
これは飛行機型のレストランみたい。
牛小屋。
フセインさんがわざわざ出迎えてくれた。写真左の信号のあたり。
フセインさんのお宅。一つの建物で三世帯のご家族が別れて住んでいる。
ご近所さんたち。コロナ禍でここに集まる機会が増えたそうだ。
フセインさんの奥さん。お手製のお菓子を振る舞っていただいた😊
パウンドケーキ、美味しい😊
ターキッシュではないけれど自分はこういうスイーツの方が好み。
これもまたターキッシュなスイーツにアレンジが加わったものらしい。これも良い😊
トルココーヒーと一緒に味わって至福です😊
仔猫の「おれにもよこせ」感が本気でした。
みんなで一緒に😊
ここで三脚の足が取れてしまった。。
ボルトで止まっていたけれどボルトがどこかに飛んでしまった。
フセインさんが工具箱を持ってきてくれて新しいボルトで閉めてくれた。
なんとかこれで大丈夫。
ぼくがおやつを気に入ったからか、奥さんがさらにお餞別にお菓子を包んでくれた。ありがとうございます😊
出発の際、このようにお皿に水を満たして、地面に撒く。これはトルコの風習で「またお会いしましょう」という合図なのだそうだ。また会いたいなあ😊
出発がてらフセインさんがこのあたり、エドレミトを案内してくれることに。
ビーチ。夏は本当に賑わうようです。
遺跡。
この海のあたりにはアフロディーテ、ウンディーネがいたと言い伝えられているようです。
岩の上に
人魚の像があった。いろいろ撮ってみた。
冬でも気持ちのいい場所だ。
観光を終えて「さあ、出発しようか」という時にフセインさんに電話がかかってくる。無くした三脚のネジが見つかったのだそうだ。すでに直してもらったし、取りにいくかなんとも微妙だったけれど、そんなに遠くないので取りに行くことに。
「さっきお水を撒いたからだわ!」と面白がる奥さん。
面白がるフセインさん。
面白がるご近所さん。
が、しかしなんと寛久くん。
手渡してもらったネジをその場で紛失。
探しても見当たらない。
いやもうこれは仕方がない、とまた出発。
また背後に撒かれる水。
ちょっと進むと後ろから大声。
「おーい、ネジあったぞー!」
また戻る。
大笑いしながらネジを受け取ってまた出発。
水を撒こうとする友人に
「もうやめてくれ!」と笑うフセインさん。
トルコの打ち水は本当に効果があることを実感した出来事だった。
次の目的地はフェティさんの友達がいるというアイワルク。
海が見えてきた。
こういう感じの車に追い越される時に乗客たちと手を振り合って楽しむ。
アイワルク到着。ここで、フェティさんの友人はこの日不在でホストしてもらえない状況であることが発覚。寝場所探しをここで頑張ろう。
もう夕方。海沿いの街の景色を楽しむ余裕はあまりないけど夕日は綺麗。
アイワルクはなかなか大きな都市だ。寝場所を見つけるのはちょっと離れたところが良さそう。
日が暮れた。夜通し歩くこともできるし、あまり心配はしていなかった。
道路沿いに一軒のお家を発見。広いお庭。そこにキャンプで焚き火を囲むように椅子に座って楽しそうにしている方々を発見。「こういう雰囲気の人は多分素晴らしい人だ」という直感を頼りに門から声をかける。
中の人は英語が得意な人が多かった。寝場所を尋ねるとこの家の向かいの空き地にテントが張れるそうだ。よし、ひとまず最低限は大丈夫。
そしてさらに「今ワイン飲んでるけど一緒に飲む?」とお誘いいただく。
まじですか!?最高です!!
パンにハムとチーズを載せた美味しい組み合わせ。
赤と白完備。ここは天国か!
この場所は写真左端の家主の方の別荘(普段はイスタンブール在住)で、そのお友達やご近所さんが集まってディナーをエンジョイしているところだったようだ。
自分の旅のことや日本のことなどいろいろと尋ねられた。彼らのうちの一人は路上で僕が自転車を押して歩いているのを見かけたらしい。笑
また別の人は日本やベトナムを旅行したことがあるようでそれぞれとても気に入っていたようだった。
印象的だったのは土日の外出規制の話。トルコ国民は終日外出が出来ない。それをどう掻い潜って外出するかという相談をしていた。
日本の文化をちょっと知っている人が言うには「日本人はルールを順守するけれど、トルコ人はルールが出来たらどうやって安全に破るかを考える」とのことだった。なるほどなー!
自分が参加してから1時間くらいたったか、そろそろみんなで帰り支度。家主さん、ありがとうございました😊
帰り際にお友達のご夫婦の方が
「このあたりのホステルを予約してあげるからそこに泊まりなさい」
わあああ〜〜〜なんと美しすぎる助け舟〜〜〜!!!
彼らの車の後に続いて500mほど。
快適なホステルに到着。
「まだアイワルクをちゃんと見回っていないのなら、2泊分予約するから楽しんでおいで」と、旦那さんが気を利かせてくれた!
ありがとうございます!!!
僕はあなたたちが楽しんでいるところに突然お邪魔した謎の外国人ですよ。それなのになんですかそのあたたかさ😂
ナイストゥーミーチューと笑い合った😊
〜〜〜〜〜〜
トルコでどんどん縁が繋がっていく。袖擦り合う程度の縁もあればがっつりお世話になってできる縁もある。この謎の日本人旅人との、なんの特になるのかよくわからない縁。それをどう思ってくれているのかはよくわからないけれど。少なくとも、とてもいい笑顔を見せてくれる。多分、楽しんでもらえているような気がして、それが本当に嬉しい。インスタやFacebookやWhatsAppで繋がったりして写真を送ったりして、それが何かの種になったらいいなと思っている。
アイワルクでひとり彷徨い歩いている時はあまり不安を感じていなかった。なんなら夜通し歩けば良いか、と思っていた。それまでに最低限テントを張れる場所くらい見つかる感じがしていた。前よりもずいぶんどっしりしている自分を感じた。その心境の変化は、トルコ人のオープンマインドな気質もあるけれど、「歩いているだけで最高だ」というかんじが強くなってきたのもあると思う。体はもちろん疲れるし、寒くて大変だと思うけれど、そんな状況にいる自分を悲観しない。というかんじ。素晴らしい人に出会えなくても、素晴らしい景色を見れなくても、歩を進めているこの時がもう素晴らしい体験になっている。そんな境地にたどり着くことが出来たら何かすごいことが起こりそうな気がする。