今日もまたいくつかありがたい交流があった。途中から雨が降り始めてちょっとハードだったけれど、偶然立ち寄った村の人に助けてもらって安全に眠ることが出来た。トルコの人はやっぱり優しい。
およそ60キロくらいの移動になった。
〜〜〜
トルコの人はよく挨拶をしてくれる。あちらが車に乗っていてすれ違う時もドライバーをよくよくみると笑顔で手を降っていたりする。
道を歩いていると流暢な英語で話しかけられた。
トラックから顔を出したおじさんがいろいろ尋ねてくる。そして「朝ごはん食べた?」と聞かれたので「食べてません」と答えると「私の家で食べよう」と招待してくれた。
わーーーーー!すごいーーー!!!嬉しい!!!
自転車をトラックの荷台へ。
彼の名前はフェティ(Fethi)さん。カナダで30年間自動車や航空機の整備士をしていたので英語が流れるように話せる。
来た道を逆走して海沿いへ。
連れてきてもらったのはすごーく大きいお家!すごい!隠れ家だ!
やーすごく綺麗なお家だー!
この家には奥さんと二人で住んでいるそうだ。奥さんはお医者さんで近くの街でお仕事中。
朝ごはんはフェティさんが作る。
ご飯を作っている間にシャワーを浴びさせてもらった。実もう6日間ちゃんとシャワーを浴びていなかった。こんなタイミングで実現するなんて。なんとありがたい。。
朝食完成。トルコの朝食スタイルがとても好きだ。
注目はオムレット。フェティさん曰くトルコとカナダのスタイルのミックスらしい。これが本当に美味しかった!
奥さんお手製のお菓子もいただいた。
フェティさんといろいろ話をした。フェティさんも自転車で旅行したことがあるので自分の姿を見て何か助けが必要であることをすぐに察知してくれたらしい。これからの行き先がイズミルであることを話すと、そこまでのおすすめのルートやその地域のおすすめスポットを教えてくれた。更に、そこに暮らす友人を紹介してくれると言ってくれた。すごく楽しみが膨らんだ。
フェティさんのアイテム、自転車にパラグライダーの道具。トルコではパラグライドできる場所はたくさんあるそうだ。ものづくりができると自由だなあ。
これはまたとても素晴らしい人と出会ってしまった。
食べ終えるとフェティさんの車で出会ったところよりちょっと進んだところまで送ってもらう。自転車で走り出しやすいポイントまで。
フェティさんありがとうございました!
走行再開。大きな道路だ。
道路脇は広い農地だ。
山に入ってきた。
羊や山羊や牛もたくさん見られる。
ギョネンGönen
途中、雨が降り始めたので荷物にシートをかぶせるためにガソリンスタンドに立ち寄った。作業をしていると従業員さんが「お茶でも飲むか?」と誘ってくれた。
トルコは本当にこういうところが素敵。そしてトルコの紅茶が本当に好き。あったまる。
トルコの人達は写真も好き。「一緒に撮ろう」と誘ってくれて記念に撮った。
ありがとうございました!
山登りが始まった。霧がかかっている。
動画でも撮ってみた
霧が濃くなってくる。そして日が暮れる。
ちょうど近くにあった村に駆け込む。
写真を撮っていないけれど村は人が少なかった。モスクの近くでたむろしている男性4人組に翻訳機で寝場所の相談をする。
するとその中の一人が電話で誰かを呼んだ。「大丈夫だから待ってろ」という感じのジェスチャーを送ってくれた。
(え、そんなにすんなりいけるんですか?)
待っていると一人のおじさんが現れて、彼に連れられるままついていった先はモスクの境内。その中の小さな建物の中へ(写真左奥)
「この部屋使っていいよ」
わああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!
薪ストーブまでつけてくれてるーー!!
あったかい。。。冬の雨の日。生き返る。。
火を眺めているだけでも良い。
お食事まで持ってきていただいた!!たんまり!!食べきれない!!
ありがとうございます!!
左端の人がこのモスクで働く人、「イマームimam(指導者の意味)」という。「ムスリムは旅人が来たらをおもてなしするのが勤めなんだよ」と翻訳機を通して教えてくれた。トルコ人の旅人への優しさはアラーの教えにも関係がありそうだ。
今日もありがたい出会いがいろいろ。トルコ、「歩けば何かが起こる」という感じを一番感じさせてくれる国かもしれない。