HIRO EATS THE EARTH

地球まるごといただきます

(Alhandra→Pêro Pinheiro)

もはや好き好んで都会に行くようなことはしないつもりの自分がなぜポルトガルの首都リスボン近くまで来たかというと、ユーラシア大陸の西端、ロカ岬に行ってみたかったから。「とりあえず、先っぽには行っておこうか」といういつも通りのアバウトな決め方。

いつも寝場所を助けを求めるときには出会ったことを喜んでくれるくらいの笑顔溢れる人をイメージしているのだけど、ポルトガル、というかスペインの中部くらいから、なかなかそういう出会いはない。

南ヨーロッパってオープンマインドでフレンドリーだよという評判を旅行者から耳にすることがたびたびあったのだけど、あれ?おれの態度が悪いのかな?とりあえず自転車で小汚い格好でテントを張れる場所を尋ねて回っても仲良くなれる人が見つかりません。ぼくの体験でしかないので他の人はわかりません。

でもこれはマジで言っておきたい。こういう「〇〇人は良い人」とか「△△人はケチ」とかそういうやつ、中身のない空っぽ意見です。そいつの目の前に現れた他人像はそいつの写し鏡でしかないはずだし、そんなオカルト論持ち出さなくても、そもそもお前、全〇〇国民とか△△国民の何%に出会ったんじゃ?と問い詰めたくなる。というわけで↑のぼくの南ヨーロッパに関する印象も聞き流してください。

この日はバーのおじさんに教えてもらった空き地で野宿した。