自転車の前カゴが壊れてしまった。
文字で説明すると逆にわかりづらくなりそうで怖いが一応書くと
↑の写真からバスケット(左)についたフックの部分をハンドルに取り付けてあるプラスチック板(右)に引っ掛けて固定していたのが
こんな風にフックの部分が根本からペラっと取れてしまったのです。プラスチック板の上に置き去りにされた元・前カゴ付属のフックの成れの果てが確認できるかと思います。
前かごに入れている荷物の重量、それを瞬間的に何倍にも跳ね上げる衝撃についに耐えられなくなった。最近気温が上がってきて日中の高温に晒されて金属が柔らかくなったことが原因かな?と推測する(調べてない。。)
前カゴとプラスチック版を眺めて思いついた対応策は写真に写った前かごの真っ黒な部分が金属製なので、ここをプラスチック版ごとネジで4ヶ所くらい貫通させて固定することだった。そんなに複雑な工程じゃない。どこかメカニックの人にお願いできれば簡単にできると思う。
でも、とりあえず協力してくれる人を発見しなければ。
と、その時
通りがかりのおじさんから声をかけられた。にこやかに犬を一匹連れて散歩中のようだった。
ご自身も自転車で休暇中にイギリス国内やヨーロッパ諸国を旅されることがあるそうで、ちょっとイカれたレベルで旅をするぼくに興味を持ってくれたようだ。
「とりあえず前カゴがやばいんですが、ネジと電動ドリルだけで直せます」
ということを伝え自転車を見せると「ぼくの家でできるよ」ということでお邪魔することになった。創作物語顔負けの神がかったタイミングで現れた助け舟、ありがとうが止まらない。
前カゴに入れていた荷物を持ってもらってゆっくり近くの家まで歩いて行った。
おじさまの名前はゲーリーさん。
まずはゲーリーさんのお宅のお庭の倉庫へ。
最初に思い描いた通りの構想を伝え、その通りにやっていただけることに。固定のために使うネジを選定し、その穴に応じて穴を開ける。
完成ー!これは結構丈夫だと思う!ゲーリーさん本当にありがとう!!
破損→解決の流れが自分史上最高にスムーズで、自分も引き寄せ系においてなかなか手練れてきたのかな?と内心で調子に乗った。
・・・
それからゲーリーさんは「何なら今日は泊まっていくかい?」と提案してくれてすぐに乗っからせていただいた。
さらには「旅に必要なものを買い出しに行こう」と提案してくれてこれまたすぐに甘えさせていただいた。
Halfordというイギリスのバイク系のアイテムを取り扱うチェーン店でチューブと油を買ってもらい、スーパーマーケットでお菓子を買ってもらった。
お昼ご飯のためにお寿司も買っていただいた。久しぶりの寿司だ!!
味は、もう日本のスーパーで売っているそれと何ら変わらず、非常に美味しくいただいた。もうヨーロッパの経済大国なら諸外国の食品も同クオリティで簡単に手に入るものだなあと実感する。
オーストラリア産の爬虫類を飼っていた!すごい。
当たり前だけど人間慣れしていて触っても落ち着いている。トゲトゲしたボディに触れさせていただいた。
お夕飯はバーベキュー!
私の嗜好は最近菜食に傾いてきましたが肉肉しいのも依然大好物です。
前菜たちもあります
ホットドッグー!家のお庭で楽しくいただきました!
準備ありがとうございました!
デザートにはお庭で採れたラズベリーを入れたヨーグルトです。
大学生の息子さんのお部屋を使わせていただきました。トラブルを起点に良い出会いに恵まれました。