HIRO EATS THE EARTH

地球まるごといただきます

宇宙の陰謀(Borgue→Gretna)

要するに心惹かれることだけをやって生きるが人生だとぼくは能天気に思っているわけですが、そうしようとすると色々難しいことにぶつかります。ぼくならお金ないのに旅したいとか、できるだけ人力で移動したいとか、地元の人と交流したくてドアをノックするとか。

でもそれだけだと色々心配になるわけです。

家族、健康、仕事、人間関係いろんなことで理不尽に苦労しながら生きている人がたくさんいて、そういう苦労している人を助けながら立派に生きている人もいるのに、自分は生まれた時から何一つ苦労してないのにやりたいことだけやり散らかして申し訳ないと自分サゲをしたりする。

こんな自分じゃ投げ銭なんか入ってこなくなってしまうとか、助けて応援してくれてた人から愛想をつかされるとか、急に自分の気が変わってここまでの時間全てを後悔し始めるとか。およそ自分が想定している社会との折り合いがつかないかもしれないとか、自分の人生これでいいのかと定期的に心配になります。

でも、心配の種って全て元を辿れば宇宙から見た地球ローカルルールを基にしている。これ宇宙ルールで見ると本質ではない。

「心惹かれることだけをやる」ということの指針を決めるのはこの宇宙ルールに基づいているもので、自分を含めた地球人の理解の及ばない方向に進まざるをえないことも多々あります。何十キロも歩くのも、人の家をノックするのも、野宿するのも、ただ宇宙の陰謀に自分が動かされているだけ。

この2年間、あり得ないくらいおかしなことをやって生きてこられた。全てに感謝し、こうなったらもう生涯、宇宙の陰謀にとことん動かされてやろうじゃないかと思っています。

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寝場所探しはそんなに必死で探さなくなった。以前よりもノックする家を選ぶようになった。気配とか匂いをアテにするようになった。別にぼくはそういう感覚が研ぎ澄まされているわけでもないので、もちろん色々ミスしているのだろうけどそれでも良い。全く見つからないまま夜になってガチ野宿でも良い。それもまた宇宙の陰謀だと思って笑っておこう。

そう思いながら漂ったところ、ドギーさんという大変親切な方と出会う事ができた。開口一番「君はたった今、見つけたよ(You've found a place)」と笑顔でお返事。とても印象に残った。ありがとうございます!おまけにガレージでトイレや水道、電気ポットも完備してあって快く使わせてくださった。晩御飯にポークパイも下さってホクホクです。嬉しいー!

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朝ご飯にトーストとビスケット、コーヒーをいただいて元気。

昨晩からお世話になったアランさんとリンヌさん。リンヌさんはとてもよく喋る人で頑張って聴き取るのがまた面白い。息子さんの奥さんのブラジル人の話やスクーバダイビングの話。南国のバカンスを思わせるような雰囲気の人だったな。また必要なら泊まりにおいでと言っていただいた。ありがとうございました!

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サイクリングロードがとてものどかで良い。静かに走り、少しでも疲れたら降りて歩き、好きな時に止まり、休む。車を気にすることなく自分のペースで走ることのできるこのサイクリングロードは画期的だ。

途中話しかけてくれた車に乗ったサイクリストさんたちから差し入れをいただいた。

先ほど車から差し入れをしてくれたサイクリストさん達と路上で再会。改めましてありがとうー!

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今日のキャンプ

使わせてもらったガレージ

いただいたポークパイ