HIRO EATS THE EARTH

地球まるごといただきます

無駄な努力(レッジョ・エミリアReggio Emilia)

ぼくはずっとテーブルに座ってパソコンやスマホに向かってるだけなのですが、マルコは「頑張るね、君のプロジェクトを応援してるよ」と言ってくれるし、ルチアは「私にもそういう時代あったなぁ」と懐かしんでいたりする。そういう共感があるのがなによりも居心地の良さになります。安心して作業ができます。

そんな恵まれた環境で一日時間があるのに「このままこうして毎日分、旅に使える時間を割いてまで面白くもないブログを更新し続けるのか」と考えて手が止まりました。

そもそもこのブログにゴールなんてものはなくて、どんな形でも自分が満足すればオールオッケーなのですが、自分の場合はその満足の中に他人からの好評価がどうしても入ってくるように感じます。そういう意味で今の自分のやっていることは無駄な努力なんじゃないかと心配になる。

この、無駄な努力って自分の中で反応しちゃうポイントになっています。そのきっかけは野球やってた頃で、人よりも長く多く練習していたけれど同期の中でただ一人、一度も公式試合に出場できなくて、後から専門家に教わったところによると自分のやっていたことは全部、パフォーマンスを落とすための無駄な練習だったことを知りました。

その体験が結構でかくて、その、「頑張っても無駄になりうる」イメージがこびりついちゃってから、人生のいろんな場面で時間と労力を費やして努力するのが怖くなったんですよね。だから今やっていることも、無駄な努力なんじゃないかと思って途端気力が萎んでいくことがあります。

無駄、というのもまた、自作した世界観の中で自作してる概念であり、言ってしまえば人生も宇宙もまた全てが無駄であるということも一つの真理。今ではそういう視点も持っているから、頭ではその体験も含めた全てのネガティブイメージを吹っ飛ばすイメージもできているのですが、まあ心身に残っている癖というのはこうして出てきたりもします。

お昼にまたマルコが気を利かせてくれてニョッキを作り体験をさせてくれた。使うのは↓の刃のついていないおろし金みたいな器具。

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手ごねした柔らかい小麦粉の塊を↓の四角い枠の中に入れて、湯だったお湯の上で大根を擦りおろす時みたいに前後させていきます。この、刃のついていないおろし金の穴から細かい玉になってボトボトーっとお湯の中に入って茹でられて固まる。ソースはチーズとマッシュルームの味が効いてて美味い😊

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マルコは運動していないと体調を悪くしてしまうタイプの人で、彼がよく歩きに出かけるという場所へ息抜きに連れ出してもらった。

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洞窟の中へ。

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猪の毛玉

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パキスタン人のお友達のスーパーへ買い物。

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家にて

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夜はそばの余りをいただきました😊

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