特に目立ったことはない日でした。午前中はずっとカフェでパソコンと向き合い、次の進路を聴いたことがあるからというだけの理由でボローニャに定め、川沿いを進んで進んで、夜はバーを数軒回って情報収集し、町の中心を流れる川のすぐ横にテントを張りました。疲れを感じていて、最低限、死なないことだけを気をつけたような日でした。
毎日分更新するというのはこういう日でも何かを書くということです。このあとに特にすごいわけでもない写真が並んでテントのある風景で締めるわけです。
見てる人はつまんないよなぁ、せっかくこんな表示の遅い見づらいブログに足をはこんでもらったのにそんなことでいいのかなぁ。SNSとかで観光名所っぽい写真に「超いいね」とかされても「すいませんわたしの中身はそういう感じじゃないんです」と気まずい気持ちになります(自分で投稿しておいてw)。
そんなこんなで今日みたいな時はいつも更新するのを躊躇します。躊躇するから時間もかかってしまうし表現に迷いがあらわれているのかもしれない。これについてはずっと悩んでいます。このごろ特に悩ましく感じます。
毎日分更新するということは自分の大切なこととしてやっています。他人にとってなんの足しにもならないような時間が人生の少なくない部分を担っていて、足しになる部分を形作っている。だからそれも含めまるごと見えるようにしておいた方が嘘偽りなく生きていられて心地よいのではないかと思います。そして大袈裟に言っちゃうとその嘘偽りのなさというものが世界に必要だと思っています。そんなこんなでこんな形でやってみています。そういうわたしのわがままです。
自分にとって大切なのであればそれで良いじゃないかとも思えますが、人前に出す以上、見ている人にとってどうなのかどうしても気になってしまう。何がきっかけでそんな感じになったのだろうと幼少期を振り返ってみたりしますが、結局そういう癖というか、習慣というか、まあ生まれつきそんな感じだったよね、という感じです。
わがままを通すのだからその上でみんなも楽しめる工夫を凝らしていきたい気がするけれど、はてさてなにができるのか、はたまたそんな配慮は要らないのか、自分にとっての最適解を探りながら旅をしています。
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朝は昨晩お訪ねしたカフェでクロワッサンとコーヒーをご馳走いただきました🙏
どのバーにも美味そうなワインが並んでいる。
カンパリってあの「カンパリオレンジ」とかか、イタリア発だったことをここで知る。
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今日は河川敷のような道を進んでいった。のどかだ。
翌朝は霜が降りる。スロベニアのような山の中じゃないけれどしっかり寒いこの頃。
霧の向こうに教会。
人通りは全然なかった。