16kmほど前進。小さな小屋で自転車修理屋をやっている男性がだらーんとふにゃふにゃした喋り方で「ヘーイ、イカすじゃん」というかんじで声をかけてきて、しばし自己紹介をするとその場でしばし休ませていただくことに。ソロモンというこの男は13年くらいヨーロッパに住んでいたことがあり、今はここ、ガンビアの田舎に居を構えて一人暮らしをしている。
ソロモンはこの近くの沼地に案内してくれてワニを見に行った。ワニは一瞬だけ姿が見えたけれど近づくとすぐに水の中へと潜っていってしまった。野生のワニは警戒心が強いのでじっくり見たければ都市部のバカウBakauにある動物園で人間慣れしたワニを見に行く、ということになるのだろう。ソロモンは「この自然を整備してワニを見学できる観光地にしたい」と言っていた。
田舎の若者が都会に憧れるように、ガンビアの若者はヨーロッパでの生活に憧れ移住しに行く。もしくは鬱憤をためながらこの地で生活する人は多いそうだ。ガンビアで人が集まってくるのような魅力ある場所を作りたい、という彼のような発想で生きる人の活動で国というのは保たれていくのだろうと思う。
彼の住んでいる小さな小屋の前の屋根下にテントを張らせてもらい、明け方四時ごろから1時間くらい降り続く豪雨を凌いだ。
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道端でお茶に招待してもらったときに。
道端
日本からの支援が入ったことをと示す看板。
この木を入れた水が体に良いらしく腹痛が治ったという。
ソロモンにマンゴーをいただいた。
ジャングルにて
ワニのいた沼
蛇がいた。
リュックが壊れたので直してるうちに夕方になって泊まらせてもらうことに。
屋根下
ソロモン