歩き始めて5km弱。とてもフレンドリーなアラサンという兄ちゃんに呼び止められて休憩、マンゴーをご馳走になる。アラサンがどんどん周りにいる無表情の子供たちを「おれのブラザーだおれの息子だ」と紹介し、握手で挨拶を交わしていく。ガンビアで定着している挨拶は右手で握手。道端で出会う子供たちも時々右手を伸ばしてきます。ちなみに左手で握手すると「また会おう」という意味が込められてるそうです。
アラサンにそれとなく村や動物や自然を観に行きたいと伝えると川へと連れ出してくれた。途中通り過ぎる村はとても静かで質素。まさに何もないという感じ。日本の田舎よりも自然のまんま。山羊や牛やロバがその辺を散歩する。ジャングルの中にぽつりと建つお宅もあった。
マングローブの生い茂る川では子供たちが泳いでいた。アラサンもジーンズのまま入り始める。川の水は海から流れ込んできた海水。四六時中蒸し暑いガンビアでは気持ち良かったです。
国道に戻ってきてきシャワーも浴びさせてもらい、お昼ご飯にも招かれて食べ終えると15時を回っていて、なんだか眠くなってきたし、雨も降り出しそうだったのでどこかで泊まれないかと相談すると、ラミンさんというおじさまが自分の持っているお部屋を使わせてくださることになった。
そんなわけで5キロくらいしか移動していないけれどガンビアを感じられる良い時間を過ごせた。ヨーロッパを旅していた時は寝場所の相談をしても相手にしてもらえないことも少なからずあったけど、こちらではもうどこにでもいるんじゃないかって勢いで協力的な人と出会える印象です。
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アラサンの支持の元マンゴーを落とします。
木材を運ぶ少年たち
マングローブ生い茂る川。日中は干上がり夕方に満ちるそうです。
水浴び開始
水が満ちているときに魚をとりに行く船
川浴男子たち
わたしも参加、子供を投げ飛ばす。
木の上の山羊
こんな道を抜けていった。
こいつをしばく(ふりをする)から撮って、と頼まれる。
使わせていただいたシャワー
一緒に囲んだごはん
少しでも風を受けるために家の外でテントを張らせてもらった
泊まらせてくれたラミンさん。この辺りの人々みんなに慕われているお父さんでした。ありがとうございました。