HIRO EATS THE EARTH

地球まるごといただきます

もう一日ステイ(Sukuta)

とりあえずシモンに紹介してもらったお店へ。輸入物の中古品をなんでも扱っているような大きな店で200ダラシの手頃な大きさ重さの鍋を発見して購入。食べる必要がなくなるという状態には興味があるけど、どうしようもなくお腹が減ってもたらふく食べれるようにしておくと安心感がある。

正午前に帰ってきて出発かしようと思ってたけど眠くなってきてしまう。昨晩、シモンのレストランから家まで帰るのに徒歩を避けて車で一緒に家に帰るつもりでいたら、レストランの閉店が2時ごろ、通常よりも2時間オーバーになってしまい、就寝が遅くなってしまった。出発は明日の朝とすることにした。

シモンの庭にある竹を使って自転車スタンドを作った。作ったと言っても2本の竹をゴムバンドやロープでぐるぐる巻いて固定しただけ。無骨だけどこれがあると木や壁がなくても自転車を立てていられる。自転車を使ったセルフタイマーが色々なところでできるようになる。

今日は日曜日。動いていないと落ち着かないシモンは独学のピアノを弾きながら歌ってリラックスする。

庭にあったバナナの葉っぱ。でかい。タイではこれを野菜炒めのような料理に使っているらしい。

滞在させていただいた期間で気がついたら気持ちが重くなっていた。これから先、楽しく旅を続けられるだろうか、とか、助けてくれた人に恩返し、またはこれから出会う人に恩送りができるだろうか、とか、その際に自分は何を提供して喜ばせるんだろうか、とか。

きっと、インターネットが繋がって寛げる空間にいるから、スマホやパソコンからアクセスできるいろいろなコンテンツから、人生を成功させよう、他人や社会に貢献しましょう、という暗黙のメッセージを感じ受け取っていたからだと思う。

バイスを全て閉じて虚空をぼーっと眺め主に頭の中を空白にした。それから自分全体、世界全体へと広げていった。

なんとなく眺めていたら圧倒的に多数で強大であるように思われる自分以外の存在全て、世の中。その中で生きていくために自分は自分の力を200%振り絞って気張らなければならない気になってしまう。これは自分の捉え方の癖です。自分で超難しいモードに設定したゲームの登場人物に没入している。没入している状態の自分からはイメージがつきにくいけれど、このゲームの設定そのものをイージーモード、というかクリア済みにまで持っていける。ごく自分の思い込みだけで決めてしまって良い。生きることとは200%自分の捉え方のみである。そこまで腑に落ちきった地点に立ってみたい。