HIRO EATS THE EARTH

地球まるごといただきます

アフリカ大陸渡航前日(Algeciras)

太陽光発電パネルを買いました。新しくGoPro9を買いました。ゴープロのためのカバーやフィルター、付属品を買いました。カメラを太陽光で充電できるように新しい充電器も買いました。イギリスのグラスゴーで着けてもらった自転車のブレーキパッドがだいぶすり減っていた(3ヶ月使った)ので買い替えました。出会った人に渡すメッセージカードがなくなってきたので街のプリント屋さんで新しく200枚刷ってもらいました。

アフリカ大陸では電子機器等便利系のものはなかなか揃わなさそう。今が最後のチャンスかもしれないということで、この7泊8日間でお買い物をたくさんしました。GoPro9についてはなるべくお得に入手するべくこのエリア付近を足で探し回ったりインターネットで調べまくったりして数日潰しました。見てくれている人に届ける話としては全然面白くなさそうなことばかりだけど、こうして準備を整えると、たとえそれが故障や紛失で後々無駄になったとしても、納得できて安心します。ゆっくりする時間も過ごし、ブログの更新も再始動できたし、うまく軌道にのったら良いな。

いよいよ、明日からアフリカ大陸に入ります。

 

 

ひとつシャレにならないっぽい(?)懸念事項が数日前に発覚しました。

GoPro探しの一環で入ろうとしたジブラルタル。ここはスペインの中にちょこーっとだけあるイギリス領なのですが、ちゃんと入国審査所があります。

で、係官にパスポートを見せたら、ぼくパスポートに7/21のフランス入国時のスタンプが押されていないことが問題に可能性があることを指摘されました。ジブラルタルに入って買い物を済ませてまたスペインに戻る時にこのパスポートの問題を指摘される恐れがあるので、ジブラルタル入らない方が良いと係官に勧められ、結局この時はスペインに引き換えしました。

ちなみにそれより前、4月にフランスを出る時のスタンプは押されていて、それ以降イギリスのスタンプは入りも出も押されず、ぼくのパスポート上の出入国記録は4月のフランス出国で止まっています。

このパスポートの状態だとぼくは7/21にEU圏に入国したことが証明できず、入国審査を通らずにEU圏に侵入した扱いとなり、無査証滞在可能な90日間をオーバーしていないことも証明できないので、余裕で違法滞在状態ということになります。ぼくは7/21にイギリスからフェリーでフランスに渡ったのでその時のフェリーのチケットがあれば証明できるかも?ということでしたが生憎こちらはきっちり捨ててしまっていたのでした。

イギリスを出国する際、確かにイミグレーションゲートで係官にパスポートを見せました。イギリスとフランス、それぞれの窓口で。そして確かにその時、スタンプは押されませんでした。両国の係官はみんなフランクに「いってらっしゃ〜い」と笑顔。この感じはここまでの旅の中で度々経験していました(アルバニアEU圏内)。なので、この時の自分はさしてそのことを気にしていませんでした。「まあまあ、こんなちゃちな自転車旅人なんてマークする理由ないし、審査なんてたいてい雑なんでしょ?w」と、油断する気持ちもあったのは事実です。

それが3ヶ月後にこうして問題として浮上するとは。あのフランクな係官にスタンプを押してもらうよう念押しする必要があったのかは分かりません。とにかく明日、スペインとモロッコの国境係官の元に行ってみるまでわからない。

こうやって書いてると読んでくださる方々にはとんでもない問題かのように見えるかもしれません。旅を始めたばかりの頃の自分だったらめちゃくちゃ取り乱してこんなふうに悠長にブログ更新なんかできなかったと思う。

とりあえず大事なのは落ち着くこと。今はそう思ってます。

2年旅して思うけれど世界の公的な事務って日本に比してかなり適当です。日本がトップクラスにきっちりしてるだけで一歩外に出ればいろいろルーズ。人間らしさを思い出せます。その中で自分の中に悪気さえなければ、やばいことにはまずならない。警察のお世話になっちゃったりすることもあるかもしれないけれど、命までとられることはまずない。そして生きてりゃ後からなんとでもできる。

旅そのものを終えなければならなくなるかもしれないけれど、それもまた旅。地獄に堕ちたら地獄を旅するまでよ。気楽に行ってきます。

アフリカ大陸に入ります。という以前に、入れるかどうか、というところから不確実。何から何まで冒険です。

結果は明日更新できると良いな。ネットが繋がり次第。お知らせします。

アスジェシーラスの忙しそうな港。