HIRO EATS THE EARTH

地球まるごといただきます

喪服の方々に助けていただく(Muñoz→La Alberguería de Argañán)

ポルトガルの直前まで到着。

・・・

スペイン→ポルトガルの国境の数キロ手前で寝る場所を見つけるのに時間になったので、通りがかった村で聴き込みにトライ。

黒いワンピースやワイシャツを着た人たちの集う庭が見えた。お葬式をやっているんだと察した。中にいた人と目が合ったので「ちょっとすみません」と手で合図して事情を伝えると、庭のすぐ横にある物置スペースのようなところにテントを張らせてもらえることになった。開閉できる門がついている安全な場所だった。

いろんな人が会場である隣の敷地から顔を出して笑顔で挨拶をしてくれた。

このお葬式の喪主さんらしき人がとてもフレンドリーに色々と気を回してくれて、家の中のトイレを使わせてくれたり、お葬式の時にみんなで囲んでいた食べ物を分けてくれたりした。ありがたかった。

塀を挟んすぐ隣では夜遅くまでワイワイ話し声が続いた。

お葬式なんて場違いなところに現れたにも関わらず、助けてもらえて嬉しかった。こうして人々が集まっていたから自分は助かったというもの。黙祷してから横になった。8月が過ぎる。