HIRO EATS THE EARTH

地球まるごといただきます

修理修理修理(Salamanca→Muñoz)

嫌な予感がして後輪のタイヤゴムを押してみると柔らかくなっていた。

一昨日から続くタイヤ修理6回目。寝起きからスタート。

ついでに、タイヤを修繕。

これを

こうして

こうしました。

めちゃくちゃ美しくない出来栄えですが、これでタイヤチューブがはみ出てしまう現象が治ります。糸ってすごく便利。タイヤもまた一つ一つの繊維の集まりでできているんだよなあと作業をしながらうっすら思っていました。

地味な作業だけど時間はめちゃくちゃ食います。これとバーガーキングでのパソコン作業により本格的な移動は15時から。

スペイン観光の目玉の一つであるサラマンカもさらっと見てさっさと先に行きます。

ここから先はあと100kmくらいでポルトガル。ただただ広い景色が広がります。観光のための場所は見えず、車通りは少ない。物流のためと思しきトラックが時おり通り過ぎるくらい。

ここでまたしても後輪が柔らかくなるのを感じる。植物の棘が刺さったらしい。一昨日から続く連続パンク7回目。道路脇に木陰を見つけて落ち着く。あまりの修理の多さにうんざりしてしばらく日陰に座り込んで空をぼんやり眺めていた。楽しくて旅をしているけれどどうしても楽しめない瞬間だってたくさんある。それはまさにこういう時だ。

それでも今、やるべきことは明白、ただ修理をして先に進むこと。こんなところでのんびりしていたって何も楽しくないし辛くなるだけ。重い腰をあげて取り掛かった。

この木はどんぐり(bellota)の木。どんぐりのリキュールなんてものがスペインでは飲まれていると後からネットで見た。ここら一体にたくさん生えていたので産地ということなのかな。

こんな感じで、修理ばっかりで全然思うように進めない楽しくない時だってある。お金を揃えてさっさといい道具を買えば良いのかもしれない。でも、こうやって限られたものの中で地道に試行錯誤を続けるのはまだまだ続く冒険の役に立ってくれるんじゃないかと思う。

日が暮れるのでメインロードを外れた村の人何人かに聴き込みをして、小さなサッカーゴールのある広場を教えてもらった。

広場の隅にある水道を管理するための小屋の陰にテントを張った。目立たず、朝日を避けられそう。

夜になると一番冷える時で10度を切ったりする。夏だからといって油断して薄着のまま寝ると後悔するので気をつけましょう。野宿する人は。笑