HIRO EATS THE EARTH

地球まるごといただきます

待ちぼうけのおかげで嬉しい再会(ティラーナ Tiranë)

明日の早朝4時までバスの出発を待つだけの一日。昨日知らない人からいただいた500レクでブレクをたくさん食べた。もうこのお金使う機会はしばらくなさそうだし。

時間があるのでFacebookライブ配信をしてみる。が、なんとなくつまらなかったというか、良くなかったというか、納得が行かなかったという気がする。自分的にも周りからの反応的にも、それを踏まえた自分としても。なんでも配信すりゃいいってもんじゃねえ。

が、そのライブ配信を発見してくれいたルーシーから連絡が入った。彼女はフランス人で、2ヶ月半ほど前、アルバニアのエルバサンのゲストハウスで出会った。「ティラーナに来てるなら会おうよ!」と誘ってもらった。おお〜こういうの待ってたよこういうの。「ここに居ます」ってSNSとかで呟くと近くの友達がコールしてくれるの。

ルーシーは現在、ここティラーナで友達とシェアハウス暮らし中。シェアメイトでのオランダ人のオランダ語の先生をやっているお友達と一緒に来てくれた。

三人で峡谷にほとりに建っているイケてるレストランに一緒に行ってゆっくり過ごした。

ルーシーはねえ、すごく興味深い子だと思っている。何度もフランスからアルバニアを旅行した。その中で言語学的にどの言語のグループにも属さない、習得困難なアルバニア語をネイティブレベルで話せるくらいになっている。この地の歴史や文化を感じているうちに心惹かれてそうなったんだって。レストランのお兄さんからも「アルバニア人かと思った」と言われて飛び跳ねて喜んでいたよ。

ここ最近でルーシーは新しくアルバニアの女性を家庭内暴力や職場内のハラスメントから守る活動をしている団体でインターンを始めたそうだ。詳しいことまで聞き取れなかったけれど、この活動にとても強い意義を感じているというようなことを言っていた。冗談抜きで黄金の精神を持っている女の子だと思うよ。気の利いた言葉もかけてあげられなかったけれど尊敬している。話の中でぼくの旅の状況を聞いた彼女は気遣ってくれてレストランの食事代お支払いしてくれた。ぼくはそうさせてしまった申し訳なさとめっちゃ助かるというありがたさで汗をかきながらありがとうってひ弱な声を出していた。

その後は彼女が計らってくれて、彼女のシェアハウスでシャワーを浴びさせてもらい、2時間弱ソファーベッドで横になって、早朝4時出発のバスに間に合うように車を走らせてくれた。バスターミナルの前でハグして別れた。

自分のミスで思わぬ待ちぼうけを食らってしまったし、今はのんびり旅を楽しんでいる余裕がないくらい切羽詰まっている状況だけど、ここで尊敬できる友人と再会して、ひとときを共にできたことはとても嬉しかったなあ。

ブレクは安いとことで30レク、チーズはボソボソしたフェタチーズっぽいものがちょっと入っているだけで、多分そのクオリティは地元のお母さんからすればアウトなんだろうな、そういうものでも美味しく食べれてしまうのがぼくの特技だと思っている。

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ここがルーシーたちと三人で行ったレストラン。もはやリゾート地。

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真ん中がルーシー、左がオランダのお友達のベリア。

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やあ〜なんか、ワイルドさを味わってきました😊

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