昨年の11月半ばくらいからずっと「ニュージーランドに行く」と豪語し続けた。言っていれば行けるのかと思い、目標を掲げながら撮影の仕事を募集した。
結果、応援してくださる方々からご依頼を受け、撮影費に色を付けていただいたり、絶対必要な訳ではない機会でもわざわざ撮影をお願いしていただいたり、暖かい気持ちをいただけた。
が
渡航に必要なお金が9万円ほど。そこに届く前に自分の電池が切れてしまった。写真撮影をしてお金をもらう気持ちが萎んでしまった。このままこのやり方を続けていたら
【元気がなくなる→放つエネルギーが弱まる→余計に依頼が来なくなる】
の悪循環にハマってしまう未来が見えた。元気がなくなる、というのがよくない。元気がよければなんとか生きることができる。
すぐに元気を出すべく本当の目的である旅に出てしまうことにした。その時手元にある金額で行ける場所は東南アジア。中でも一番端にあるベトナムに決めた。中国から自転車で旅することも考えたが、心ある応援者からのアドバイスでベトナムに決定した。
・NZからベトナムに行き先を変更
— Hiro🌏ベトナム🇻🇳ホーチミン (@Hiroeatsearth) 2020年1月13日
・自転車で陸上をどこまでも行きたい
・中国からはじめたかったけれど情勢を見て中止
・電子ビザの申請を完了
・ベトナム用simカード購入
・三脚一体型セルカ棒購入
・近所の自転車店に商品用段ボールを譲ってもら得るか確認
・フライトは今週か来週頭
明日も準備
航空券は片道で1万円ちょい。これに電子ビザを組み合わせて入国する。それからの行き先は全て陸路。自転車を持っていく。壊れたら歩く。できるだけ自分の身ひとつで旅をして出会う物をリポートしていきたい。
自転車の分解と梱包。工具を330円分自分で買うだけ。ベトナムまで持っていけそう😃 pic.twitter.com/4lAymBFxMD
— Hiro🌏ベトナム🇻🇳ホーチミン (@Hiroeatsearth) 2020年1月17日
十分なお知らせもできず出発当日を迎えた時。急に持ち歩くデビットカードが一つだけであることに不安を覚え、数時間熟考し一週間延期した。フライト変更料4000円に激痛を覚えた。
出発を1週間遅らせることにしました😃
— Hiro🌏ベトナム🇻🇳ホーチミン (@Hiroeatsearth) 2020年1月20日
もうちょっとだけ準備します🙃
ニュージーランドからベトナムに目的地を変更したこと。フライト日程が決まったこと。どんな旅をしようと思っているかということ。諸々Facebookでもお知らせをしたいけれど、あれだけニュージーランドに行くと繰り返した手前、どんな風に書こうかプレッシャーを感じまくってしまった。迷っているうちに時間がすぎたり別のことを調べたくなったりしてやっぱり時間だけがすぎた。自分が更新が滞る時は大抵人前に出るのを怖がっている時だ。
・予備のデビットカードが発行された😃
— Hiro🌏ベトナム🇻🇳ホーチミン (@Hiroeatsearth) 2020年1月21日
・回る国の治安調査。都度現地で情報収集
・お金の認識がちょっと変化
・「自分で決めたことが起こる」ってことがちょっとだけ深く感覚に浸透した気がする
・背筋を伸ばす
・ベトナム語練習
・ベトナムのサンドイッチたべたい😆
・うどんと豆腐とヤンニョム😍
書き言葉ではどうもよろしくない。動画で喋ってみよう、と思って撮ってみたらやっぱり緊張して恥ずかしいテイストになった。
出発を遅らせたことでゆっくりできたのはよかった。
旅をして本当に生きていけるのか不安で仕方がない自分に
おなじみの銀ちゃんが本来の歩み方を思い出させてくれたりした。
まさたかのコンステレーション。骨盤で、丹田で、中心で、どこでも生きていくイメージを授かった。こんなに楽で大丈夫なんだ😃
— Hiro🌏ベトナム🇻🇳ホーチミン (@Hiroeatsearth) 2020年1月23日
みんなが自分の持っているものを発揮して豊かに生きられる。そういう世界観を追って何度も「分からない」と嫌になりながらも取り組んだ。
私の力を形にする準備が整った。 pic.twitter.com/60VjoQjXTg
フランスから帰ってきた時、自分は「冒険家でいて良いのだろうか」と悩みこんだ。それからずるずると半年くらいもの間、ぽっかりと心に穴が空いたような期間が続いた。その時の自分はポンコツでしかなかった。それでも「ポンコツなんかじゃない」と支えてくれる仲間のおかげで再び持ち直してきた過程が少しずつあって、この最後のまさコンで準備が整ったような感じになった。
都庁の夕陽を見に行ったりもした。
「何をそんなに悩むことがあるのか」と自分をよく知っている人からは言われる。
それでも「このままでいて良いのか」と勝手に不安になる。きっと他人からはコントに見えているだろうと思うくらい。自分で自分のことを考えだすとおばかさんになってしまう。
自分の足りない部分を見ようとしたらいくらでも見つかる。
そういう目の向け方をするよりも、自分の手足を動かす方が大切なんだろう。きっと。等身大だけれど、挑む。そのままだけどのびのびやる。いろいろな気持ちがぐわぐわと渦巻きながらベトナム出発の日を迎えた。
出発前に少年と一緒
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