カメラを持っててからはいろいろなものをよく見るようになりました。いやあそれはもうすごくすごくいろんな見え方ができるんだなということに気がついて、まるで旅でもしてるような気分になってきます。
たとえばポートレートを撮るときにおしゃべりしながら相手の表情を連写で撮ることがあるのですが、6連写くらい撮って写真を見比べるともうこれは全然違う印象になります。笑顔が続いていても一つ一つちがうものになるわけです。いずれ記事上でお話しできればとおもいます。
そして、最近は更に、物にも表情があるということを感じるようになってきました。光の当たり具合や見る角度、もちろんそこには自分の気持ちもまざっているのでしょう。とにかく、一つのものを見てみる時間の量と密度を圧倒的に上げることで「こんなにも世界を見ていなかったんだ」と今までのじぶんに愕然とするくらいでした。きっとこれからもっともっと見る時間を豊かにしていけるんだろうなとワクワクしています。
カメラに関係なく、この「見る」ということは目が見える人について言えば誰もが当たり前に持っている時間です。その時間をもっと豊かにできればきっと生きることがたのしくなっていくのだろうなと思っています。その辺はこれからいろいろなことを試していきたいなあ。
いつもおいでくださりありがとうございます。
きっとスマホ画面を見ているのとは違う楽しみがそこには広がってるはずです。