HIRO EATS THE EARTH

地球まるごといただきます

自分が持っているものをそのまま世に置いてみるんだと

一人一人の人には

その人にしかない力や経験が必ずある。

カレーのすごい隠し味の作り方かもしれないし

何もしないでひたすら助けられて行くコツかもしれないし

ずっと誰にも言えないけれど溜め込んでいるなんだかとてつもなく大きな

想いかもしれない。

 

仕事とはそれをただ、

必要としている人に分けてあげるだけ。

 

まだ仕事を始める前の、

ほとんどプー太郎時代の自分が

やることもなく、家の中や

近所のマクドナルドで

当時使っていたノートに考えていることを

とりとめもなく書き散らかし、

悶々としているうちに

考えていたことでした。

 

小さい頃からニュースや新聞をろくに見ないでいたせいか

社会のことに随分疎かった自分は

大きな企業や組織の一人で働くということの

温度感というか、常識というか

共通認識というか

うまくは言えないけれど

必要最低限持っているべき「いろは」

のようなものが致命的にわかっていなくて

「社会」がとても難しい場所のように見えた。

 

そんな自分でも、

生きて行くためにはどうしたらいいのか

と、ひたすら考えていました。

 

その結果、行き着いた一つの答えが

始めに書いたことでした。

これくらい平易な言葉でないと

腑に落ちなかったんです。

 

それから少しの間だけ会社勤めを

するのですが、結局、組織が好きになれずに

1年半で退職。

会社はベンチャーだったので

忙しくはあったものの

随分と自由に働かせてもらえたし

人間関係もことさら悪くはなかった。

 

けれど、その前にもう、

一人で悶々と考えていたその結論があって

本当はもっと自分の在り方一つ生きてみたい

と思ってしまっていたため

結局はすぐに会社から離れ、

独立することにしました。

 

写真の仕事にしたのは

ちょうど独立しようと思っていた時に

偶然触っていて、

とても親切な友人に丁寧にカメラのことを教わっていて

その楽しさにのめり込んでいたから。

そして、前々から

人の自然で生きているような

表情を撮る人との出会いがあって、

「写真っていいなあ」と思っていたから。

 

誰かと話して嬉しそうに笑っているところを撮る。

心を込めて真剣に仕事をしているところを撮る。

 

写真学校で学んだことや

プロカメラマンに弟子入りしたことがなく

構図設計やライティングやレタッチなど

何もできない状態だけど。

 

自分には好きな写真の撮り方があった。

フィルムカメラの暗室も現像も

何もやったことはないデジタルネイティブ

 

それでも、この「好き」を

自分の「力」の勘定に入れて

世に出てみたい。

 

そして、もっというなら

今は「力」を自由に発揮できる時代。

昔からある「写真家の力」というものとは

異なる力が自分の糧となってくれるのではないか。

 

具体的に言えば、

たまたま自分と出会った人が

自分の人との接し方を見て仕事を依頼してくれるかもしれない。

例えばこうしてブログを書いて行くことで、

(結局あまり書かなかったけれど。笑)

「なんとなく、この人が面白そう」と

思ってくれた人が誰かを紹介してくれるかもしれない。

 

何がどう成功に導くか

何がどう失敗をもたらすか

やりもする前から把握することなんて

誰だって難しいのに

そもそも社会に疎い自分には

全くもってできない。

 

だから無茶でも写真の仕事を始めて

色々なことがあって今に至ります。

 

今本当に思うことは

仕事がある、ない。

お金がある、ない。

それは確かにすごく大事なことだけれど

 

それ以上に自分が生きている喜びを感じられる時って

例えば、すごく渾身の思いで

ブログやフェイスブックの投稿をしてに

「すごく素敵だったよ」と言葉をかけてもらえた時。

 

つまりそういう 

自分が本当に思っていることで

誰かと共鳴したり共振したりできることって

自分にとって本当にこの上なく嬉しいことだったんだなと。

 

だから昔の自分には

「どうなってもいいから、本当に思ってること言いなさい」

としか言えないです。

何も一社会人の大人っぽい

アドバイスはできないですね。笑

 

〜〜〜〜

昔の話です。

 

こんなことを書いたのは

とにかくふとひっさびさに

冒頭の考えがまた強く浮かび上がってきて

最近までは自分の文章や言葉の羅列に全く

価値を見出せなくて

人前に出すことを控えていたのだけれど

 

「もう、無価値でいっか」

 

と思えたからなのかもしれません。

 

南極に行くからお金くださいと

フェイスブックやブログで

言い放っているんですが

 

tajimax.hatenablog.com

 

(昨日の投稿)

 

 

こういうことを言いながら

「うわあ〜なんか、悪いことしてるなあ〜」とか

「いやあ〜これそもそも動き方として面白くないんじゃないかなあ。。」とか

引っ込めたくなる感覚をなんどもなんども味わい

未だにその感覚残しながらも、

 

なんだか一周回って

「まあ、俺はこんなもんだわ」

となってきたことが

よかったのかもしれません。

 

ともあれ、こんな感じになって今、

結構スッキリしています^^

自分をそのまま世にどんどん

シェアして行くつもりです^^

 

三年以上連れ回したカメラはボロボロですが

まだまだ素敵に写してくれます。すごいもの作ってくれたよ。諸先輩方は。

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