関口さんの師匠であり友人であるマンディンカ伝統楽器タンタン奏者であるサンバルさんのお宅に連れ出していただいた。
サンバルさんの広い庭にはパパイヤ、キャッサバ、レモン、トマト、オクラなど畑があり、大きなバナナやココナッツの木で日陰になるゾーンでタンタンを鳴らした。ぼくがちょっとだけタンタンのリズムを教わって叩き、それから関口さんとサンバルさんの練習風景を撮らせていただいた。
サンバルさんはグリオと呼ばれる世襲制の音楽家の家系の生まれ。と言うと音楽に対してストイックな人柄を想像してしまうけれど、タンタンに初トライするぼくに彼は「難しいことはない、太鼓のビートはハートの鼓動と同じだ」「君もすぐに学んでナオトのように先生になるんだ」というウェルカムな姿勢が印象的だった。
関口さんとサンバルさんのセッション動画
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関口さんの後ろに乗せていただいて出発。奥さんのファトゥに服を洗濯していただいた。
ちょっとの雨ですごい水溜り。
元々サッカー少年だった関口さんは道端でサッカー少年に混じることができる。
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サンバルさんのお庭、パパイヤの木。
モリンガ
タンタンの調整をする
山羊の皮を引っ張る紐を貼り直す。
それから木槌で打ち込む。
ココナッツをいただいた。
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合間に土を馴染ませる
お茶もお出しいただいた。これはモロッコからずっと変わらない、甘いお茶。ミント入り。
帰ったらファトゥが夕食にグロス・スプというサラダを作ってくれた。
チャーロウという小骨の多い魚の骨を手で抜き取りながら細かくしている。
チャーロウは燻製にされていて、スモークとレモンとマヨネーズの味の組み合わせが印象に残った。