HIRO EATS THE EARTH

地球まるごといただきます

自己紹介(~2021.11.28)

この自己紹介は2021.11.28までの自己紹介です。

初めまして!ヒロです!

わたしは現在、自転車で世界を旅して暮らしています。

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自転車に積まれた大きな荷物の中にはテントや寝袋、必要な生活用品を積んでいます。

要するに、我が家を運んでいます。

旅行って多くの人にとっては一時的なものであって、ちゃんと帰る場所が存在しますよね。

ですが、自分には旅の期限も帰る場所もありません。(家族が暮らす実家は存在しますが、生活のために帰るつもりは全くありません。)

帰る場所は、いま、ここ。

だから、旅をしている、というよりも厳密に言えば

我が家を運びながら生活しています

いつも日が暮れるとその時近くにいる現地の方々に

テントを張っても迷惑にならない安全な場所を尋ねて周り

教会の横で野宿をしたり

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偶然見つけた屋根の着いた建物の下で雨や雪を凌いだり

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仲良くなった人のお宅に泊まらせていただいたりしています。

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生活するための資源(平たく言えばお金)をどうやって得ているのか

それは

自分のこの生活の中で出会った人や景色、出来事をこのブログに記録し、それを見て何かを受け取り、払っても良いなという気持ちの方から投げ銭をいただく、という形で賄っています。

今はnoteをはじめとして有料のブログ記事を作れるサービスが充実していますよね。あれが完全に投げ銭制になった感じです。「わたしに出せる全てをお見せします。そこから何かを受け取って、お金を払いたくなった人からありがたく受け取ります。」そういうイメージです。

自分はこの形をわかりやすく伝えるために「ネット上の大道芸」と時々、例えています。見るのも触れるのも関わるのも自由、お支払いをするかどうかも、いくら支払うかも自由。全て、個人の意思に委ねています。

投げ銭の送り先は現在ゆうちょの銀行口座へのお振り込み、もしくはpaypalアカウントを作成してのカード払いでお受け取りしています。ブログのサイドバーをご参照ください。

興味がありましたら自分のお金がどのように使われているのかを毎月ざっくりとお伝えしていますので、よかったらそちらもどうぞ。現在の残り金額も定期的に更新しています。

もう少しお話しておきたいと思うのですが、私はこの、旅をしてブログを書いていく、という行動がそのまま自分の仕事であり、生き方であると考えています。 

どんな形であれ、自分のエネルギーを世の中に向けて解き放つ。それが誰かの元になんらかの形で届く。仕事の本質はそこであり、それはそのまま人の生きる本質的な喜びです。本質的な喜びには必ず物質的な豊かさも付いてくる。

すぐにそうならなくても、必ず。

まだまだ現実的に生活に余裕があるとはとても言えない状況ですが、いずれはこのままどんどん人との輪が広がってなんらかの形で豊かさが多方面に流れていく。そいういう未来を思い描いています。

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旅すること自体は好きでやっているので基本は楽しいです。

が、言うまでもなく、大変なことはたくさんあります。

毎日節約のために少しでも安い食材を何件もスーパーマーケットをはしごして探してみたり、言葉の全然通じない人に向かって身振り手振りやGoogle翻訳機でなんとか自分の意思を伝えたり、無料で眠れる場所を見つけるために何人もの人に怪訝な顔をされながらも尋ねて回ったり、自転車が壊れてしまってどこにあるかも分からない自転車店を探したり。

基本、生きるので精一杯です。笑

写真に写るときは笑ってますけど、あんなの一瞬ですからね?笑

その分、普通の生活にありつくことができた時にいちいち感動します。静かな場所にテントを張って眠った時とか、普通の食材を使ってゆっくり調理した温かいパスタを食べる時とか、温かいシャワーを使わせてもらった時とか。笑顔で手を降ってくれる人がそこにいた時とか、普通に英語で話をしてくれる人がいた時とか。もう涙が出そうなくらい嬉しくなります。笑

そんな苦労もありつつですが

自分の身体でこの惑星を進んでいるんだという実感。

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困難を乗り越えるために、家でゴロゴロしてばかりだった少年時代の自分からは考えられないほどに身体の細胞ひとつひとつが目覚めていく感じ。

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そして友達になっていく本当にたくさんのさまざまな優しい、素晴らしい人たち

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ずっと覚えていられるくらい嬉しいことをたくさん受け取っています。

 

この旅の目的、それは

旅することです。笑

はい。それだけです。

一時期は結構考えました。

「誰かのためになることをしなければ」みたいなことを。

けれど、ある時に思いました。

本当に大切なことはそうじゃない。

自分が本当に求めることにただ歩むこと。

よし、これだけをやっていこうと心に決めました。

 

何がどうなっていくのか全く分からない。

けれど、この動ける足で行けるところまで行ってみたい!

この身体がもう動けなくなってしまうまで進み続けたい!

何かに打ち込む理由が自分でわかっていてもわからなくても

その意義を他人に理解されても理解されなくても

世界でたったひとり、この自分自身が信じるならばそこに命を注ぐ。

そういう人生の選択をしました。

どんなに孤独な日が続いても、

どんなに辛いだけの日が続いても、

出会う人々の笑顔を見る度に思い直し

今、妙に確信していることがあります。

ただ、走る。

ただ、生きる。

それを積み重ねていく。

この積み重ねの先にある未来が何かものすごく、言い表しようもない大切な何かに繋がっているような気がならない。

この活動にこの命を捧げることができて、とても大きな幸福を感じています。

わたしは歩き続けて、書き続けます。

 

プロフィール

本名:田島 寛久(たじま ひろひさ)

呼び名:Hiro、ヒロ、ひろ

生年月日:1988/10/17

血液型:B型

出身地:東京都江戸川区

職歴:学生→知的障がい者ヘルパー→フリーカメラマン→現在

 

旅歴

南極、アルゼンチン、ボリビア、ペルー byバックパッカー(2017.12.6〜2018.1.23)

東京〜北海道 by自転車(2018 夏)

東京〜淡路島 by歩き(2019 春)

フランス→ドイツ by道端で拾った自転車(2019 夏)

ベトナムカンボジア→タイ by自転車(2020.1.27〜3.27)

↓現在進行中↓

ギリシャブルガリア→トルコ→ブルガリアセルビア by自転車(2020.7.8〜)

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そもそもの始まりの話

これがまた奇妙な始まり方でして。笑

変な友人がいたんですよ。ひとり。

その人によく相談していたんです。

「おれ、なにしたら良いんだろう。」

生き方にどこか納得してなかったんですね。当時。

で、その人は言うんですよ。

「お前は走るために生まれてきた身体だから走れ。」

って。

最初は意味がわからなかっですよ。

ツッコミどころ満載でなかなか納得できませんでした。

でもぼくはその人の目の付け所とか、感性が、人類が忘れてしまった何か本当に大切なものを捉えているような気がして、その先を見てみたくなりました。

ついでにその人が

「お前はどこでも行きそうだから南極とか行ったらどう?」

とか言ってきたので

実際に行ってきました。

この出来事から始まって、人生の捉え方が大きく変わりました。

それからいろいろと試行錯誤してこんな現在に至ります。

 

 

 

 安全

この旅自体が決して安全と言い切れるものではありませんが、自分の中では安全に生きる算段をいつも持っています。なので命を危険に晒すような無謀なことに身を投じるつもりはありません。例えば世界の戦闘地域に行ってくるとか、高い崖で命綱も付けずに綱渡りをするとか。

体験をして発表して反応されて、という機会を持っていると、見ている人に何かインパクトを与えたくなる。その気持ちがエスカレートして危ないことに手を伸ばしたくなる。そんな欲が存在することが理解できるので、「おれが行くのはそっちじゃないぞ」と自分に言い聞かせ続けています。

死ぬということ自体には否定的ではありません。遅かれ早かれいつかは散るが命。ですがこの命があるうちはできるだけ健康に幸福に長く続けるために最善を尽くします。

 

運命の巡り合わせ

高校生の頃、結構マジでプロ野球選手になるつもりで野球部に所属していたのですが、ぼくは野球選手としてまるでポンコツでした。打てない守れない走れないの三拍子。けれどそんな自分にも長所が二つだけありました。

・怪我をしない。

・マラソンが速い。

主力選手になるには役に立たない長所。当時はなんのありがたみも感じていなかったけれど、こんな生活を初めてからこの二つの長所に本当に助けられています。むしろ「お前は旅に出ろ」というサインだったのではないかと思い直してしまうくらい。

子供心に抱いた夢は挫折したけれど、その先にもっとでっかくて眩い夢が待っていた。こんな心身を築き上げてくれた両親初め、これまでの全て、そして目に見えない大きな何かに改めて感謝しています😊

 

旅先で出会った名言たち 

「食べたい物を食べる!飲みたいものを飲む!やりたいことをやる!それが人生!お前はなにをするんだ?」

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アルゼンチンは南の果ての小さな町、ウシュアイアに住んでいた日本人のおじいちゃんにスカッと問われた質問。ぼくは「世界中に行ってきます!」と答えていました。

"If you trust, you will always find someone who will help you but don't be afraid(恐れずに信じていれば助けてくれる人と必ず出会える。)"

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ベトナムで出会った67歳のフランス人自転車冒険家が語ってくれた言葉です。旅をすることが今よりずっと不安だったときに出会えてとても救われた心地がしたのをよく覚えています。

"We can do nothing without people.(他人がいなければ何もできないさ)"
ギリシャのおじいさんに「おれ、いつも助けてもらってるんですよ。ほんとダメなやつなんです。」と言ったら「当たり前じゃないか」と返ってきた一言です。その人は外国人旅行者の相手をする公務員だったそうで、たくさんの困った外国人を助けた話を聞かせていただきました。

"You should share your experience.(キミの経験をシェアしなさい)"

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旅先でお世話になったギリシャ人のお爺さんに笑顔で言われた一言です。もともとそう思っていたんですが、こうやって言われて湧いてきたやる気を忘れないようにしていたいなぁと思いました。