HIRO EATS THE EARTH

地球まるごといただきます

一人旅の食生活・ギリシャ

 ギリシャで1人の時に食べていたものを紹介します。いつもいかに安く、たくさん、ついでに美味しく食べられるかという視点でスーパーに駆け込んでいました。

パン

ヨーロッパで過ごす時の基本形です。日本ではいつもお米を欲する自分ですが、こっちに来るとこれさえあれば全く不満はありません。でかい、美味い、安い。ギリシャではだいたい100〜150円くらいでどかっと大きなパンが買えました。

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買う場所はベーカリーで出来るだけ焼きたてのでかいものを買えたらベスト。でもスーパーでも全然悪くない気がします。「食べたいなあ」と思った時に近くにあるお店で買っていました。

 

チーズ

続いておかずを考えます。ギリシャではフェタチーズがとても美味しかったので1人の時はまずこれがおかずの筆頭でした。ヨーグルトとチーズの中間みたいな味わい。すごくハマりました。本場のギリシャで食べているというのがまたたまらないのかもしれません。

ちなみに「その土地の美味しいものを食べると良い」と冒険家の植村直己さんがおっしゃっているのを本で読んだことがあります。

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スーパーではチーズ、ハム、オリーブオイルが量り売りになっていて、係の人に注文するスタイルです。自分はショーケースに並んだチーズを指差して「100g」とスマホに打ち込んで注文するのだけど、さすがにそんなに小さな単位で買う人は少ないのか、大抵200gくらいに切られます。なんかそれ以上頑張って頼むのは悪い気がするので自分もそれでオッケーしてしまう。でも結局そのくらいでちょうど足りる感じ。

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 値段はキロで表示されています。種類が様々で6ユーロ〜12ユーロくらい。その中でも一番安いやつを目掛けて行きます。それを大体200gくらいに切られるので、1.2〜2ユーロ(150〜250円)くらいになりました。このくらいだと一日一度きりの贅沢品です。

 

※パンとフェタチーズの組み合わせは地元の方々からいただける差し入れでも多かったです。日本で言うところのおにぎりのような一般的な食べ方なんだろうなと思いました。

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ハム

チーズと比べると頻度は低め。これが入ったらもうご馳走。やっぱり種類がいろいろで自分は6ユーロ/kgくらいものを5枚くらいスライスしてもらっていました。 大体150円くらいにおさまります。

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パンとフェタチーズとハムを「三種の神器」だと思っていました。これらを揃えると450〜500円くらいになりました。調子が良ければこれ一回で1日の食事は大体大丈夫ではあります。粗食ながら美味しいです。調理せずに満足できるくらい食べられるのはでかい。

ちなみにこの値段については「うわ〜高い」と思っていました。笑

なのでこれは余程食べて元気になりたい時だけにしてました。

 

オリーブオイル

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ギリシャはオリーブオイルの名産地でもあります。走っているとオリーブ畑をたくさん見かけます。なのでオリーブオイルを買っておきます。これをパンにつけて食べるだけで美味しいです。

これもまた値段が様々ですが、1Lで5ユーロくらいのものを狙いました。エクストラバージンが美味しいです。それ以上安い3ユーロちょっとのものあるけれど、そうなるとエクストラバージンではなくなって味気なくなります。ただ油を食べてるかんじ。

手持ちのカップにオリーブオイルを入れてこれをパンに漬けて食べます。美味しい。味付けとして主に塩を足していました。

途中からいちばんハマったのはバルサミコ酢とのコンビネーションでした。特にハニー入りのバルサミコ酢が格別でした。2.5ユーロくらいでした。

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オリーブオイルとバルサミコ酢。これがあればフェタチーズがなくても満足できてしまいました。チーズやハムと違ってこれらは持ち運びができることがもう一つ嬉しいポイントです。

ちなみに、ある時ふと気がついたのですが

パン=パン粉

オリーブオイル=油

ハニー入りバルサミコ酢=ソース

と思ったら

これ、トンカツの衣のソース漬け(めっちゃ好きなやつ)じゃん。

と、気がついて日本にいる時の嗜好とたいして変わらない自分に気がつきました。

 

パスタ

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これも安いです。本当に安いものは500gで100円程度でした。これを手持ちの調理器具で加熱し、オリーブオイル+バルサミコ酢をかけて食べていました。(写真のパスタににかかっているハーブは貰ったオレガノ

パンとフェタチーズばかり食べているとだんだん加熱されたものが食べたくなってきます。パスタはちょうどいいです。

ただ、自分が苦しんだのはガスがないことでした。いま手持ちのイワタニのガスバーナーはよく鍋パーティーをするときのカセットコンロで使うあのガス缶を使うのですが、ギリシャ含めた東欧地域ではキャンプなどでよく見かけるこのタイプしかないようです。

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逆にこのタイプであればどのスーパーでも見つかります。なので一度買った(10ユーロ)けれど、1週間くらいして、どこかに落としました。泣きました。

 

トマト

さあ、ようやく野菜の登場です。お腹を膨らませるのにちょっと野菜は非効率。。なんてこと言ってたら体を壊しそうなので意識して食べないと。そこでこの季節はトマトが強い味方になりました。

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2020年はコロナの影響で食材の供給過多が起こっていて、トマトについては大きなものがスーパーでひとつ30円くらいで買えました。直売所なんかでひとつだけ買おうとすると「それくらいなら持ってけよ」という感じでタダでくださる方がいたし、通りかかるだけで複数個くださる方もいました。

いろいろな種類の食材を買うのは面倒なので、「トマトひとつで野菜はオッケー」という認識でした。夏なので水分補給としても良い。オレンジジュースを買いたくなってしまうけれどトマトひとつを丸ごと食べて水を飲むと満足できる時もありました。

 

オレンジジュース

これは嗜好品です。つい飲みたくなってしまう時があります。1リットル100円〜150円程度。

 

ワイン

ギリシャも西欧諸国に負けないくらいワインの名産地なのでスーパーに行くとたくさんのワインが並んでます。値段も様々です。

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ちゃんと確かめてはいないけれどローカルワインもたくさんあるとのこと。

とある小さなお店ではこの1.5Lボトルの白ワインが2.5ユーロ(305円)くらいだったから嬉しくて買ってしまった。ちょっとおしゃれなラベルが貼ってあるものよりもなんだかローカルっぽくてワクワクした。

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味はまあ特別美味しいわけでもなかったけれど走り終わったあと、寝る前に一杯やって楽しんでいました。

 

こんな感じです。かなり夢のない食生活でしたが、こんなのでも自分からすれば日々の楽しみだったりします。自転車を漕ぎながら「あ〜パンにオリーブオイルつけて食べるのが楽しみだな〜」とか思ってたりしました。笑

先々もっと豊かな食生活になって「こんな時もあったなあ」と思い返せたら最高です。

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