アトス山に滞在中に「ギリシャを出る前にもう一度会いたい」とメッセージが送られてきていた。
↓この時の人だった。
彼に会いにいくためには
来た道を143kmくらい戻らなければならなかった。
ひとつの国にいるのは1ヶ月くらいが良いような気がする。この時はすでに1ヶ月以上経過していた。そろそろ次の国に行きたい気がしていた。
けれど、わざわざ「会いたい」なんて言ってくれるような人との縁なんてそうそう出来るものじゃない。
かなり考えた。
そして戻ることにした。
朝の8時ごろに出発。
平坦な道が続いてなかなか楽しみながら漕ぐことができた。
でかい椅子があったので登ってみた。
ここはこんな感じの椅子を制作する会社のようだった。
もちろん普通の大きさのものを作っている。ただの看板用だ。
道中一番の楽しみは食べ物探しだった。
イチジクを発見して食べる。
ちょっと似ている気があるとすぐに反応する。
こっちのベリーは至る所にあった。黒くてふくよかなものを狙う。
赤いものはまだ熟していないのか、酸っぱい。
湖が右手に見える。
気持ち良いところなんだろうか。
続けて漕いでいく。
途中で靴が落ちていた。
サイズがすごく大きいけれど手持ちの靴がなかったので一応拾っておいた。
お昼ご飯にフェタチーズとパンで満たされようとした。
が、買ったのは味のしないチーズだった。
でかいのに味がしない、ちょっと気持ち悪くなった。
いろいろ損した気分になった。。
走る走る。
こういうのを作っている業者さんだ。
こういうところで作ってるんだなあと。
でかいクモを見つける。でかい。。
馬が道路の脇にいた。
ガソリンスタンド。
ぶどうを栽培しているなんて粋だなあと思ってしまった。
テッサロニキの近くで山を軽くひとつ超える。
登り坂、重い自転車を押す。
山の上に美しい教会。
さらに進む。
火が落ちてきた。
夜になっても進む。体力は結構大丈夫。
汗はすごくかいているけれど。
そして23:00、呼んでくれた人の家に到着。
連絡をしながら向かったので晩ご飯を用意していてくれた。
染みた。。。。。
シャワーにベッドも用意してくれた。
疲れたというよりは143km走れたことを喜んだ。
眠ろうとしたけれど眠れなかった。
翌日以降、本当にこの道を引き返してきてよかったなあと思える思い出ができる事になる。
↓
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