ブルガレリという村で夕方を迎えたのでここで寝場所を見つけたい。
最初に尋ねたレストランの人は「もしかするとこの村の中の民宿が空いているかもしれない」と電話をかけてくれた。が、結局空いてはいなかった。
今度は道端でフレンドリーに挨拶を交わした人に尋ねてみると、かなり考えた後にこの村の上の方に廃校になった空き地があるとのことだったので行ってみた。が。行ってみると立ち入り禁止だった。
その近くに病院があった。
その前にちょうどここの職員と思しき服装の女性が立っていたので尋ねてみた。かなり考えて、自分の事情も考慮してくれて、ガレージでテントを張ることを許可してくれた。(↑の写真の右端)とてもとても助かった。
助けてくれたのはこちらの方々。右の女性が最初に話をした方。彼女はドクターだった。左の女性は看護師さんだった。
病院内のトイレを貸してもらい、表についている水道でシャワーができた。(ちょっと標高の高い場所だったので寒かった。)
病院には患者さんが誰一人いなくて、暇なようだった。ドクターの彼女がずっと表で電話をしていた。
早々に寝ておこうとテントの中でゆっくりしていたら何やら笑顔でこちらに歩み寄ってくる二人。なんと食べ物を持ってきてくれた。
なんと。。。。。!!!!!
ポテトにパイにヨーグルト。
テントの中でありがたくいただきました😊
おれ、ただ突然やってきた厄介なやつなのに。
普通に旅館やホステルを予約して誰にも迷惑かけずに寝場所を確保できたらそれが良い。
でも、こんな風に寝場所を探しまわらなかったら彼女らの優しさには出会えていない。この名前も知らない村にはこんなに素敵な人がいるんだ。そういうところに感動してしまう。彼女らにしてみればなんてことないことかもしれないけれど。
一息ついて横になった。
すると
雨が降ってきた。
助かったーーーーーーーーーーー!!!!!!!
ガレージの屋根が頼もしく雨風からぼくのテントを守ってくれます。ほぼ毎日晴天の夏のギリシャとはいえ、標高の高いこの場所はやっぱり天気が不安定みたい。それを見越してこのガレージを紹介してくれたドクターは本当に女神様だった。
翌朝もお茶やスナックを用意してくれた。ありがたくいただき、帰り際にメッセージカードを渡そうと思ったけれど職業柄何も受け取ることができないんだそうだ。残念。
ほとんど話はできていないけれど、素晴らしい人に助けてもらったことをよく覚えている。心から感謝申し上げます。