仕事の依頼を受けるためのスマホが壊れてしまい、文無しで仕事も全然ないモドゥの状況は地味にかなりやばいと思われる。おそらく食いっぱぐれはしないだろうけれど、もう手も足も出ないと思う。この日はそんな彼がかろうじて見つけた仕事を自分も少しだけお手伝いした。
肥料が50kg入った袋をトラックに積みこむ。もうめちゃくちゃ重い。めちゃくちゃ疲れる。一つにつき5ダラシ(13円)を100袋。500ダラシを一緒に働いたモドゥの友人と二人で分け合って250ダラシ。ガンビアの生活のほんの一端を体験させてもらった気がした。これは確かにお金のある生活を求めたくなる。しきりにヨーロッパに移住したいと言っているモドゥの気持ちがよくわかる。家族に反対されているそうだけれど本人はもうそれしか活路はないというくらいの考え。こちらの生活のリアルを感じさせてもらっている。
