HIRO EATS THE EARTH

地球まるごといただきます

ぬかるむ山道で進めない(コルチャKorçë〜ジニカスGjinikas)

モンテネグロに向けて走る。今いる地点は山の上になっていて、これを降りて海近くに行く。グーグルマップでは大体こんなルートを通る。

3つヒットしたルートのうち、まだ通っていない場所の多い一番下をチョイス。誰に道を聞かれても真ん中のルートを勧められ、一番下のルートはきっと何もないルートなんだろうなと思ったけど、「観光に適しているかどうか」は自分にとってはかなりどうでもいいのでやっぱり一番下をチョイスした。

動画で走っているところを撮るのは面倒だからやってこなかったけれど、誰の目に見ても明らかに自転車で旅していることを示せるものを作りたいなあと思った。ゆっくり撮るための時間を一日ちょっとずつ作ってみる。

実際通った道はというとほとんどは下り坂。大変じゃないけど、道がでこぼこなので振動がすごい。自転車のどこかしらが壊れてしまいそうなのでそれを気にしてゆっくり進んだ。

一つだけ事件発生。地図通りに進むとアスファルトが途切れてぬかるみの激しい道になった。自転車のタイヤが地面にめり込みまくって進まない。それでも頑張って押す。が、さらに激しいぬかるみ道路になったので諦めて引き返した。手付かずの場所を通るのは危ない。しかもこんなに天気の悪い時に。

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引き返した後、自転車に半端じゃなく泥がついた。Googleマップ、改めて過信は禁物だと思った。

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地図通り進めないとなると別のルートを探さなければならないけれど、どのルートを進めばいいか分からない。誰かに聞きたいけど誰もいない。とりあえず近くの別れ道を選択。でも少し進んだところで、日が沈んでしまった。まだ18時過ぎだけどこの季節はそんなもの。

山道で街灯なんてないので真っ暗。スマホのライトを使って辺りを照らす。雨は小ぶりだけど一晩中ふり続けそうなので屋根のついている場所を見つけたい。が、建物も全然ない。

仕方がないので車が入ってこなさそうな原っぱに素早くテントを張った。翌朝の写真。

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全荷物を突っ込み、濡れてしまった服を着替え、あったかい寝袋に避難した。まだまだ標高の高い位置、気温は一桁。汗や雨で濡れた服が体温をかなり奪ってくる。道に迷ってしまったし、疲れたし、寒いし、これ以上何もする気になれない。すぐに横になってぼーっとした。

〜写真〜

景色とか空気はとても良い。雨が降っていなければもっと楽しめると思う。

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アルバニアは特に、こういうかつて使われていただろう空き家が多い。雨宿り&軽食休憩に立ち寄らせてもらった。

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雨装備。

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紅葉が始まっている。

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この別れ道、地図で見ると左に進め。後から分かったけれど正しくは右だった。やっぱり整備されている方を使うと無難。

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この日はまた別の上り坂を進んだ。

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そこから見た、ぬかるみで進めなかった道

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暗い中でテントを張る場所を探している時、何やら大きな黒い影を発見。近づいて見て分かった。パイプだった。入って横になれそうなくらい大きかったけど流石にそれはやめておいた。

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全部で30kmくらい。ゆっくりの進行だった。