HIRO EATS THE EARTH

地球まるごといただきます

配送窓口では荷物を受け取れない(アテネ Αθήνα)

イェニスに配送会社に電話してもらった結果、やっぱり空港に行ってみないとわからなさそうなので足を運ぶことにした。

が、その前に、イェニスがアテネから真っ直ぐ海に行ったところであるピレウスを案内してくれると言われ、なんか知らないけれどお誘いに乗っかった。

午前中いっぱい過ごした後、そのまま空港まで自転車で走る。40kmたらず。午前中のんびりしすぎて配送業者の窓口が閉まるギリギリの時間(17:00)になる。間に合うかどうか心配になる。途中で自転車はパンクする。

空港に着いて配送業者の場所を聞くと構内バスに乗って少し行ったところに。オフィスで番号を伝えてもらおうとすると「ブローカーに話をつけなければならない」と言われキョトンとする。ブローカーという単語はわかるんだけど何がどうなっていて自分はどこに行って何をしなければならないのかわからず何度も尋ね返す。あちらも怒り出す。

とりあえず、荷物は配送業者の倉庫ではなく、税関を取り扱う事務所で手続きを行わなければ動かないらしいことがわかった。それならその事務所の場所はどこかと尋ねるが「隣だよ」と言われるだけ。これ、いつもそうだけどこの辺の人、適当な道案内だけで辿り着けるもんだと思ってる。私、このパターンで目的地にたどり着いた試しがない。

別の人に聴き込みをしてなんとか事務所にたどり着いたら(全然隣じゃなかったよ、ほれ)もう閉所の時間になってしまっていて結局話はできず。明日以降に持ち越しになった。ああ、9ユーロ。。。

この日、イェニスの家の屋上に泊まるのは流石にマンションのパブリックスペースであるためまずいらしく撤収しなければならなくなった。明日も空港に用があるのだから空港泊で良い。

空港からイェニスの家40kmを走って荷物をまとめ、また40kmを走って空港に戻る。なかなかきついけれど今はこれが最善。イェニスの家で荷物をまとめ終えたのが夜の22時。そこからまたナイトランで空港に到着した。いうまでもなく暑い。汗だくだ。いろいろな人が早朝の飛行機のためにマット敷いて床の上やベンチに横になっていた。自分も空港の隅っこのコンセントの近くに陣取ってマットを敷いて横になった。Wi-Fiと電気があって空港はありがたい。

配送業者の窓口に直接駆けんでお金を払えば「はいどうぞ」と荷物を渡してくれるわけではなかった。とりあえず事態を全然把握できなくて、足を動かして突っ込めばなんとかなると思っていたけれど初日は失敗。無策で行けば潰れる良い例だった。午前中なぜかイェニスとのんびり過ごして窓口に行く時間を失くしたミスも痛い。

長い自転車走行中、自分の行動の非効率さ加減から始まってなかなかネガティブな面に落ちた。が、まだどうなるかわからない。明日また踏ん張る。

 

イェニスと一緒にピレウスで。「Say cheese」が英語なので、ギリシャでは「フェタ〜」と言って撮るのが流行っているそうだ。多分若者の間で。イェニス29歳だし。

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フレッドとスピナッチ(ほうれん草)パイをご馳走になった。

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空港構内のバスに揺られて配送業者DHLに到着。

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長々待ったけれど行くべきところはここじゃなかった。。

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イェニスの家に荷物を取りに行った後また空港に向かって走る時に。普通に夜の街を歩く人がたくさんいる中どでかいバックパックを背負ったアジア人が通り過ぎるところは目立っただろうな。重かった。

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実際合計140kmくらい走ったと思う。