I left for Tirana. The road was flat and easy to drive, and the temperature was warm and comfortable. It was my first trip in a week, but I regained the feeling of traveling through interaction with the people I met. I camped on the grounds of a roadside supermarket with the owner's forgiveness.
お世話になったファームを出発して次は首都のティラーナに向けて走り出した。出会う人たちとの交流で失いかけた旅の感覚を取り戻していくことができた。メインロード沿いにあった親切なオーナーさんのスーパーマーケットの敷地にテントを張らせていただき、都市圏の夜を凌げて嬉しかった😊
道が本当に平坦で走りやすくて、1習慣の休み明けいきなり76kmも移動してしまった。疲労感も適度な感じ。道で本当に走行距離って変わるなあ。
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準備を終えて、去り際、トルコ人のビュレが見送ってくれた。自分が部屋に引きこもってばかりいたせいでほとんど交流もしていないのだけれど、別れる前に話しかけてきてくれて少しだけ会話をして連絡先を交換した。
「もしイスタンブールに寄ることがあればうちに泊まれるから教えてよ」と言ってくれた。本当にトルコの人のこういう人柄に3ヶ月間助けてもらったなあ。ビュレは自然のような優しさを纏った青年だった。ありがとう😊
オーナーさんやファームの人は不在だったのでそのまま出発。
やーしかし、1週間引こってたからかな
春だ。
気温ももう安定してあたたかいし、上は一枚だけで大丈夫。時々小雨が降るのでスノボのジャケットを羽織ったり、止んだら脱いだりして進んでいった。
不意に視界に自転車旅人の姿が飛び込んできた。ちょっとボロいフレーム。2つのタイヤの両側面につけられた膨らみのある袋。ヘルメットを被ったどこの国か分からないけれどヨーロッパの顔。
「あ、あなたもですね」という感じでお互いに停車してすぐに会話が始まり、自己紹介し合って、一緒に写真を撮らせてもらった。もともと自分の方が背が低いが遠近法でより小さく見えるひさ。
スイス人のミハという29才の「バイオロジスト(具体的にどんなことをしているのか聞きそびれた)」の青年だった。もう10ヶ月旅を続けていて、残りの期間である2ヶ月でスイスへと自転車で帰る途中だと言っていた。
めちゃくちゃ爽やかイケメンだった。「精悍」というのはこういう人間のことをいうのかもしれないと思った。5、6人くらいは彼女がいてもおかしくなさそうだった(聞きそびれた)。
ちょうど近くに目をやると小さなカフェの窓からオーナーの女性が手招きしている。それを発見したミハは「コーヒーでも飲んでいこうか」と誘ってくれて、コーヒーをご馳走してくれた。
少し時間、会話を交わして連絡先を交換する。ミハは南米も自転車旅をしたことがあるという。自分のサイトも作っていた。「サイクリングが好きなんだ」と質問された旅の理由に笑顔で答えていた。自分の投げ銭による旅のチャレンジも「面白いね、やってみないと分からないもんね」と爽やかな笑顔で応援してくれた。
袖擦り合う程度の関わりかもしれないけれど、ちょっと知り合うということが未来にどんな形となって影響があるのか、楽しみだなあと思う。何もなくてもいいし、あったら嬉しい。何より、自分の体力を使った旅にトライしている人が他にも存在することをリアうに感じるだけで嬉しくなってくる。
そうそう、こういう感じ、歩き出すと何かが起こる。そこなんだよなあ。こんなご時世で国境が通れるかも分からないままモンテネグロに向けて出発する彼の背中を見送った。
道路は終始平坦でスイスイ進んだ。高速道路も自転車、歩行者公認だった。が、ヒッチハイクはオフィシャルに禁止されていた(Jo autostop)。そんなあ。いいじゃんヒッチハイクくらい。
日が暮れてきた。
そろそろ泊まる場所を探す。
道路は渋滞が長く続いていた。
かなり都市圏に近い感じ。どんな場所で眠れるだろうか。
まずは定番ガソリンスタンド。近くの空き地を紹介されたけど、あまりにフリースペースだと水回りが皆無だし、野犬にテントの近くで吠えられるかもしれない。もうちょっと人間に守られてるところが良いので他を当たる。
カフェレストランに立ち寄って尋ねると近所の(多分カトリック系の)教会をおすすめされた。
訪問してインターホン(珍しい)を押して中のシスターに尋ねてみると中のシスターは街中に行って尋ねることをお勧めした。教会の敷地はかなり広くて気持ちの良さそうなスペースが広がっていて「あ〜ここでテントを張って」とかつい計算してしまったけれど、いかんいかん、持ち主がダメならダメだ。
街に向かう途中で大きなスーパーマーケットを発見した。何か食べるものを買おうかなあと店内を物色して結局ウエハースのお菓子を一袋買おうとしてお金をレジの人に渡そうとすると。
「払わなくて良いわよ」と言われる。
え?と尋ねると店の奥の旦那さんのような人がそう言ってくれたようだった。
ありがとうございます!
そこで「この人なら」と思いつき、翻訳機を見せる。
すると英語の話せる彼の娘さんらしい人がコミュニケーションを手伝ってくれて
「この店の敷地にテントを張っても良いよ」と言ってくれた。
やったー!ありがとうございます!😊
さらに電源やWi-Fiもいただいた。
見た目はそんなに良い景色ではないけれど、やっぱり良い人とのコミュニケーションで泊まれる場所が見つかるのは嬉しくなる。
門でガードされている場所なので心配ないのが嬉しい。
この場所には一晩中ガードのような役回りの人が近くで車中泊をしていた。彼は英語も話せなかったけれど、テントの下に敷く段ボールを用意してくれたり、マットのようなものを用意してくれようとしたり、ぼくがテントの中でゆっくりしていると何回か外から「おい」と声をかけてきて、黙って缶ジュースを差し出してくれた。
無骨な優しさがなんだか沁みてきて印象的だった。
1週間のブランクでちょっと不安だったけれど、やっぱり人と話をすれば、「あ、やっぱり大丈夫だな」という感覚が戻ってくる。身体の方は微妙に筋肉痛なので、ゆっくり進んでいこうと思う。