またしてもすごい出会いに恵まれてしまった。
いつものように寝場所を探すために聞き込み。ガソリンスタンドで出会った人たちとちょっと話をしたら仲良くなって彼らのパーティに連れてきていただいた。その中でまた仲良くなった人が「こんばんはウチに泊めてやるよ」と、温かい布団で眠ることができた。
難しいことを難しく考えて頑張ることよりも、笑っちゃって踊っちゃうことの方がすごい可能性を切り開くんだということを体感させてもらえたような気がした出来事だった😊
移動は少し。20kmくらい。
少しずつ標高が高くなってきて寒くなってくる。昨日の残雪が見え始めた。
プロクプリエという町で日が暮れた。
東京まで13252kmなんだなあ〜としみじみ。
セルビアのお役所かなあ
でっかいわけじゃないけれどショッピングモールのあるちょっと賑やかな町だ。
地図で確認するとちょっと高い山がある。
ここならキャンプしやすいかなあと目星をつける。
坂道をえっちらおっちらのぼる。
頂上にはこんな感じのレストラン。中の人に尋ねたけれどこのあたりはだめだから街に降りて探すように言われた。ガーン。。
レストランはパンデミックで営業していなかったけれどテラス席からはプロクプリエのこんな夜景が見える。
山を降りる。いろいろ営業しているお店に聞き込みする作戦に切り替え。クラブバーのようなところを尋ねてみるけれど心当たりなし。
小さなマーケットの人が親切な雰囲気だったけれど良い場所のアイデアはなし、
お店のお姉さんは協力的でちょうど店に入ってきたお客さんに相談してくれた。
すると彼は力強く「ついてこい」と合図をくれて車を走らせる。自分もその後をおう。
辿り着いた場所はホテルだった。無料で眠れる場所を見つけたいというこちらの意図が伝わりきっていなかったようだ。
こういうすれ違いは度々発生する。一応Google翻訳で伝えるときも無料の場所に行きたい旨は書いているのだけれど、やっぱり普通じゃないもんね、俺みたいな事情の人って。
テントを張れる場所にはやっぱり心当たりがなかったようなのでその場で別れて自分で探す。
そんなに時間もかからずどこかしらには落ち着くだろうというイメージが結構あってわりと落ち着いていた。そういえば、お腹が減らない。お昼に食べたミートローフがよっぽど質が良かったんだろう。うーむそういうもの
山の上からもはっきり見えたガソリンスタンドに(↑の夜景の写真の左端ですね)
中の青年は英語もできるし、自分の特殊な事情もよく理解してくれた。協力的な人で何か対策を講じてくれるようだ。ガソリンスタンドのカフェスペースで待つように言われて座った。電気系の充電ができるしWi-Fiがしっかりしていてとても助かった。
座って待っている間、もちろん自分は目立つので他のお客さんとちょいちょい話になる。珍客を面白がってくれてラキアを分けてもらったりした。ブルガリアでもトルコでも飲んでみたけれどこの時飲んだラキアは葡萄の味が少しだけ濃い気がして美味しく感じた。
ガソリンスタンドのスタッフの人が「こっちにきて」を挨拶するのでついていくと彼の友人と思しき人と繋いでくれた、が、彼にも対処はできなかったようだった。彼は僕のことを心配してくれて宅配ピザを注文してくれた😊
うん、とても美味しい😊ありがとうございます😊
引き続きカフェスペースで待つ。するとまた新しいお客さんがやってくる。スタッフの人もお客さんもみんな顔見知りの友達のようだ。ちょいちょい話をしてだんだん仲良くなると
その中の1人が笑顔で「車に乗りな、自転車はここに置いて大丈夫」とまた街の方に連れて行かれることに。
なんだろう、でもきっとすごく良い展開、、、😊
到着したのは民家っぽいところ
ドアを開けると
わあ、人がいっぱいだー!めちゃくちゃ笑顔で迎え入れてくれた😊
すぐに座らせてもらって「食え食え」という感じでいただきました😊
おいしーーーー!!!😊
聞いてみるとこのパーティは、赤いTシャツの彼が高校を卒業してこれからスイスの医療系の大学に進学をするという門出を祝うためのものだそうだ。
たくさんビールをいただいた。ガソリンスタンドで飲んだラキアも効いているのでもうここら辺からはかなり記憶が曖昧だ。笑
英語の話せる人からいろいろと質問されて答えたり、彼らの方からセルビア流の飲み会の楽しみ方を教えてくれたりとてもとても楽しい時間を過ごした。ちなみに誰の名前も覚えていない。笑
するとこちらの彼が「こんばんはうちに泊まっていけ!」と提案してくれた!
わ〜〜〜〜〜〜〜い!目の前の人と楽しく話しているうちに今日の問題まで解決されてしまった😊
ちなみにこれがセルビア流の一気飲みスタイル。多分他の国でもやってるところがあるよね。きっと。
とてもフレンドリーな人だった😊
宴は続く😊
カラオケ大会が始まった。
ちなみに彼らの歌や踊りの感じは音と動き付きだとこんな感じ。
そして
自分にも出番が回ってきた。
もちろん日本の曲が求められる。
そもそも自分には曲のレパートリーが少ない。
こういう時に楽しんでもらえる日本っぽい自分の知っている曲は。。
にんげんっていいなである。
とりあえず、笑ってもらえた😊よし!
というわけでまた一気飲み。
指名されたら今度は次の人を指名してまた一緒に飲まねばならない。笑
もう流れは忘れたけれど踊った。笑
夜は老けて行って結局夜中の3時くらいまで続いた。自分でもそんなに時間が経っているなんて気がつかなかった。。
別れ際、なんと、何人かの人が投げ銭を渡してくれた!
1000ディナール(約1100円)札、50と書かれた札はなんとユーロだった!(6400円くらい)
みんな旅の無事を祈ってくれた😊
彼の家では1週間ぶりくらいのシャワーと温かい布団で眠らせていただいた😊
朝のミランさんから始まって、もうすっごい1日だったなあ。。。
自分はとにかく、仲良く話せる人が現れると嬉しい。それでこう、笑っちゃうんだけれど、それがいろんな未来を切り開いて行ったような、そんな気がした。投げ銭や泊まる場所。そうかあ、こんな風に、生きていくことが人はできるのかもしれないなあ。