ヴェリコタルノヴォからミクレまでの93kmくらいの道を走った。
2泊したホステルから出発。
プラメンさんとの待ち合わせの公園に向かう。
プラメンさんはお餞別をどっさり用意して待っていてくれた😊
二袋分!
食べ物いっぱい!!
おやつもいっぱい!
ありがたく頂戴しました😊
最後の最後まで本当に親切に助けてくださったプラメンさん。本当にありがとうございました😊
出発。天気はすごく良い感じ。
道路の横に不思議な建物発見。
どんなものかはわからないけれど写真を撮っておく。
日が暮れてきても走る走る。
スマホで地図を確認して左ポケットにしまう。
その入れ方が浅かった。
自転車を漕ぎ始める時に落としてしまう。
落ちたスマホは車道の真ん中あたりまで転がった。
車通りが多かった。
初めの2台、3台はスマホを避けて通り過ぎた
が、すぐに続いてきた大型のトラックが綺麗にスマホを踏み潰していった。
もはや見る影もないとはこのことか。
表も裏も粉々だった。。。
中のsimカードを取り出して日本から持ってきていた古いスマホに移した。
タップしても反応が悪い。電池の消耗がものすごく早い。
最新だったiPhone SEとの比較なので落差がすごい。
これは気持ち的にかなりしんどい。
古いスマホがあったからなんとか最悪の事態は免れているけれど、本当に頼りにしてきたiPhoneだ。
ブログの更新が思うようにできない。パソコンとスマホ間の写真のやりとりやsimカードの電波を使ってパソコンから写真をアップや、スマホでのブログの文字入力、とにかくいろいろな機能が使えなくなった。
形のあるものはいつかなくなるし、何も持っていなくてもきっと豊かに旅することは可能だし、「心身の健康さえあれば」と何度も自分に言い聞かせるけれどどうしても亡くなったスマホのことを考えてしまう。
意気消沈したまま夜になる。
通りがかったガソリンスタンドの人に頼んで近くでキャンプさせてもらった。
トルコを出国するあたりからたくさんのものが壊れたり無くなってきている。自転車の各パーツが少しずつ壊れていって、前ホストしてくれた人の家に衣類を忘れる。スマホも壊れてしまう。このままパソコンもカメラも壊れてしまうかもしれない。
本当に持ち運び続けることができるのは魂だけなんだろう。物に頼り切ったまま永遠に生き続けていくことはできない。自分の魂ひとつで生きていくだけの精神的境地に辿り着くことができたら良いなあと思う。自分はこのままどうなってしまうのだろうという不安が湧いてくる。
けれど、わかっていることはそうやって悩んでいても何も始まらないということ。ただ目の前必要なことに手を伸ばし続けるということ。自分に言い聞かせながら眠った。