パラグライディングは中止となった。笑
詳細は写真の合間に書いておいたけれど、久々に心の中でムッとしてしまいました。反省。結局はとにかくたくさん助けてくれたアリフさん。笑顔でお別れした。また会いたいなぁと思う。
そこからアリフさんに紹介してもらったトラック運転手のセフェルさんと合流。彼の家に泊まらせてもらえる。。はずが急なお仕事が入って夜の道を150kmくらい移動。アランヤという町近くまで移動。彼のトラックの助手席を倒して眠りました。
今日から先日のインタビューの記事がネットに公開されました。取材した人からは連絡はないので、フォローしてきた人がメッセージで教えてくれて知りました。笑
見てみるとスプートニクっていういろんな国にある大きなウェブメディア媒体みたいです。走っている自分の姿をかっこよく撮ってもらいました😊
自分はまだ旅を初めて1年も経っていないし、もっと旅人としてすごいことをしている人はたくさんいると思うし、こういうメディアに掲載されても言語はよく分からないし、現地の読み手にどんな風に受け取られるかも分からない。こうした形で知れ渡ることが良いのか悪いのか分からないないと思うけれど、それを差し引いても自分はとても嬉しいと思います。今は現地の人々と何かしらの接点が増えることがきっと世界中の人にとって、いろいろとひっくるめてみても、最終的にはとても素晴らしいことに繋がっていく。そんな気がしています。
インスタグラムにフォロワーが続々増えてメッセージもたくさん届きます。現地の人との関わりのチャンスが広がっていきそう。また何かの縁が紡がれそうで楽しみです😃
〜〜〜
150kmくらい移動した。車って速いなあ〜!
「朝食のためにパンを買ってきて欲しい」とアリフさんに頼まれてプチお使い。
村の景色を撮りながらパン屋に向かった。アリフさんの家はこんな感じだ。
この中の一階部分だけを使用。多分上は居住できる状態じゃないと思う。赤土の道路がいいね。
今日も良い天気。飛べると良いなあ〜!
モスク
誰かの家の塀の柄。
古風なお家。一人で歩くと気になるものをゆっくり撮れて良いね😊
めちゃくちゃ良いパンの焼ける匂いがしてきた!この建物の一番手前が目的地。
簡素な店内だけど奥のお釜で焼いてる姿がいいね😊
パン以外をアリフさんが用意してくれていた。
特にこのスクランブルエッグとスパイスが。。。!!!あーーーー!最高!!!😊
ごちそうさまです!
さあいよいよ。。と意気込んでいると
アリフさんの表情の雲行きが怪しい。
曰く「この天候では飛ぶのは難しい」とのことだった。
おそらく雨が降ってくる。
「そうかそうか、それならまた待ちますよ。」
しかし
「いや、それは出来ない。」
ええ?
「明日も天候は良くなるか分からないし、週末はトルコの生徒を迎えてレッスンするし、19日にはしばらく家を留守にしなければならない」
おや、なんか急に消極的になったぞ?
「これからトラック運転手の友人に連絡するから彼に送ってもらって次の目的地に向かってくれ」
あれ、なんかもう段取り始まる?
ちょ、ちょっと待ってくれ!語気が強くなってしまった。
電話を取り出して連絡を始める彼を一旦落ち着けて、自分のこれからのルートや日程を確認した。
天候でフライトが急に出来なくなること自体は全然問題ない。安全第一だ。アリフさんの都合が急変して立て込んでフライトの予定が組めなくなるのも問題ない。そもそも自分は余所者でアリフさんの時間をわざわざ割いていただいている身だ。むしろなんの理由もなくただ「気が変わって飛びたくなくなった」でも構わない。人間とは本来そういう生き物だと思うから。
ただ、12時間くらい前のノリと態度がめちゃくちゃ違っていて戸惑った。そしてなんかどんどん自分のペースでぼくの旅の段取りまでつけてこようとする。そこにムッとしてしまった。
一通り自分のこの後のことを確認し、自分の納得を持って彼のプランに乗ることにした。
この家から30kmほど離れた地点にアルフさんの友人のトラックドライバーが来ている。彼は本日アンタルヤの自宅で眠り、早朝6時、アンタルヤから150kmほど進んだ町、アランヤに向けて出発する。その彼のトラックに荷物を載せてもらえるそうだ。そしてぼくは今夜、彼の自宅で眠ることができる。
悪くない提案だ。早速準備を始める。
最後は急だったけれど、アリフさんにはとてもお世話になった。アリフさんにも国旗メッセージを書いてもらった。ノリノリで書いてくれた。
アリフさんは30kmの道のりの途中までを車で引っ張ってくれると提案してくれた。
初めての経験だ。できるのかなあ。
自転車に頑丈なロープをくくりつける。
走行開始
怖かったので走っている途中の写真は撮っていないけれどずいぶん優しく走ってくれて無難に上り坂中心の道をスイスイ進めた。なるほど、車で引っ張ってもらうのって楽だなあ!
アリフさんに別れを告げる。とてもセンシティブな人だった。きっとそれ故、ぼくの気持ちの部分までたくさん気にかけてくれる素晴らしい人だった。この後のルートでも彼の友達に声をかけてサポートしてくれるという。心強い。お世話になりました😊
ここからはアリフさんの友達のトラック運転手のところまで自力で走行。20kmほど。
立派な山を見ながら下り坂を駆け抜ける。
トラック運転手と無事に合流。
トルコ語しか話せない人だったけれど翻訳アプリで会話。
彼の名前はセフェルさん。
「カンカ(兄弟)!」と呼びかけてきて、トルコ語でどんどん話してくる陽気な人だ。
トラックが半端じゃなくでかい!後ろに自転車を積んでもらう。
作業を終えたら手を洗う。そこで洗えるんだ!タンクの上にある赤いのが石鹸。
セフェルさんの家に出発。トラックは背が高い!
アンタルヤに到着。セフェルさんの家へ。
家に到着して椅子に座る。快適そうな場所だった。今晩はここで眠って早朝出発。。。
が、
セフェルさんが誰かとの電話を終えて翻訳機で伝えてきた。
「たった今急な仕事が入った。これからすぐに商品をトラックに積んでアランヤに向かわなければならない」
とのこと
ありゃ、ではでは向かいましょう。
まずはガススタンドへ給油に。さすがトラック。給油に時間がかかる。その間ガススタッフの人たちとセフェルさんを介して関わりが生まれてインスタを交換したりする。ネットにニュースが乗ってインスタからフォローする人が増えたけれどこうして直接会って初めて繋がる関係も生まれやすいのがいいなあと思う。
自転車載せてるんだぜ、見ろよーって感じ😃
記念撮影。
セフェルさんはこのメッセージがお気に入りらしい。
給油を完了させて商品センターへ。
運ぶものは何かと思ったらこの巨大トラックいっぱいのバナナだった。すげえ〜!(写真はないけれど。)
コンテナには自分の荷物が入る余地はない。というわけで後部座席とトラックの真ん中あたりについているケースに荷物を分散させて積み込む。
一番厄介な自転車はセフェルさんの技術でこうなった。
すごく心配だったけれど結果から言えば大丈夫だった。
荷物を作業員さんがコンテナに詰め込んでいる間、セフェルさんは家族とビデオ電話で話していた。
なんか、なんか知らないけれど、自分はこういう、普段だったら何気なくすれ違っていくだけの人のいつも通りの日常を垣間見ることが、とても大切なことのような気がしている。そこに自分が特に何かしてあげるわけではない。それを元に何かを論じるわけでもない。ただ見ているだけ。そして感じているだけ。言葉にもならない何か。でもそれが、大切なことであるような気がしている。もちろん自分にとって。
セフェルさんは「メシにしよう」と言ってくれて「どこにあるのか」と思ったらそこにあったのか!ありがたくいただいて出発した。
夜が老けて言って結局目的地の集荷センターに到着したのは夜11時。ここから出発してどこかでテントを張るつもりだったけれど、セフェルさんがトラックの助手席を倒してそこで眠らせてくれた。結局大雨が降ってきてこれはありがたい計らいになった。
空を飛ぶことも、家に泊まることも急な展開で流れたけれど、これが旅だなあと。そんな目まぐるしい変化の中で少しでも多くのできることを、彼らはこの旅人に差し出してくれている。全く恵まれているなあと思う。合掌。助手席はすごく眠りにくかったけれど。。これもまた旅。