3人のいるアパートを離れて新しい滞在先に移った。3人とはソフィアを出発してからの3週間を一緒に過ごした。3人はとにかく良い人たちだった。一緒に旅しながらいろいろと助けてもらった。が、やっぱり仲間の都合に合わせていると金銭的につらいのと、自分で行き先を決められない不自由さが常に付き纏ってしまい、かなり窮屈さを感じていたので、別れることができてホッとした。
移った先は前の村で出会った人の甥っ子の住むアパート。とても広くて快適だったし、みんなとても良い人で夕飯を食べたあとはいくつか観光地を案内してくれた。
バルテレミがクルーイに向けて買ってたドライフラワー。やっぱりフランス人は気軽に花を贈る文化があるのかも。
3人に別れを告げてアパートを出た。次の滞在先に移動開始。6kmだけど大冒険。交通量が激しいのでゆっくり進む。
坂道が下りも上りもめちゃくちゃキツい。。
アパートに到着。中央右の小さなドアから入って上階に。
迎えにきてくれたのは連絡をとった人のお姉さん。自転車を入れるのが大変で、関係のない別の住人さんに手伝ってもらうことに。すいません。
家にあがって早々寛がせてもらう。フルーツまでお出ししてもらう。
お姉さんに夕飯を作っていただく、ご飯の炊き方が違う。
広くて過ごしやすい家だ。この家ではお姉さんと甥っ子の二人で暮らしているみたいだ。
鶏肉。ムスリムの人は豚肉を食べない。育った家庭でやはりナチュラルに教わって食べない習慣が身についているようだ。
お姉さんが右手に持っているのは酢。味が濃くて美味しかった。
弟帰宅。
こちらが一緒にごはんをたべる方々。「MERVEL」のTシャツを来ているのが連絡をとっていた甥っ子のヤシル。右端がそのお姉さんのインシヌル。あとの二人はヤシルと同じ大学に通う友達、左端がエジプト生まれのハンディ。寛久の右がベリル。自分以外全員20代である。
ヤシルとハンディとベリルの三人はデジタルメディアを専攻していて、カメラマンのアシスタントなんかをやっているそうだ。卒業後はフリーランスのフォトグラファーを考えているらしい。ヤシル自身の作品とアシスタントを勤めた写真のインスタグラムはこちら。
お姉さんのインシヌルはイスタンブルの私立小学校で宗教を教えている。大学で宗教学を専攻していただけあって日本のちょっと説明しにくい宗教事情のことも良く知っていた。ちなみにイザナミとイザナギの国産みの話も知っている。多分ぼくより詳しい。
美味い!!!!
食後はトルコのお茶を淹れてもらう。上にお茶っ葉を入れて下は水を沸騰させる。
で、こんな風に二刀流で淹れる。
寛ぎながらみんなといろいろ話をする
日本食の話。
女性の二人は寿司をトルコで食べたことがあるけれど、生魚(サーモンだと言っていた)が苦手とのことだった。やっぱり寿司は外国人には好みが別れるか。
好きな日本食を尋ねられてぼくは「カツ丼」だと答えて写真付きで教えたが、豚肉だとわかると「食べられないや」という反応だった。やっぱりムスリムの人は豚肉を食べない。
エジプト出身のハンディのフルネームは6つある。という話が面白かった。
彼の本名はモハメド・ハンディ・○○○○・○○○○・○○○○・○○○○(忘れた)
ファーストネームは自分のオリジナルの名前。あとはお父さん、おじいちゃん、ひいおじいちゃん、ひいひいおじいちゃん、、、という感じで先祖代々の名前が並ぶのだそうだ。つまり6世代分の名前が自分のものになる。女性も父方の名前が同じように並ぶらしい。
で、友達に名乗るときは一番ユニークな名前を選ぶらしい。例えば「モハメド」はヤシルも持っている名前(モハメド・ヤシルという)なのでハンディは2番目のお父さんの名前であるハンディで名乗っている。はああ面白いなあ。
ちなみにハンディは日本のアニメが好きで趣味が合って盛り上がった。こういう時に日本のサブカル文化は本当に人と人をつないでいるなあと思う。
ハンディは5年前に今のトルコの大学への進学を選んで引っ越してきたらしい。お父さんから勧められたらしい。エジプトではより良い教育を求めて海外に出ていくのは結構ノーマルなことだと言っていた。ぼくにとってエジプト人と話したのは彼が初めてだ。
食後はなんとヤシルたちが観光名所に連れ出してくれた。まずはタクシーに乗って川のそばへ。この川はヨーロッパとアジアの境目。
立っている場所がヨーロッパ側、橋の向こうがアジア側です。現地の友人達に案内してもらっています😊 pic.twitter.com/1KlFALWQOB
— Hiro@トルコ🇹🇷|世界自転車冒険中 (@Hiroeatsearth) November 30, 2020
トルコの信号の押しボタン。
バスに乗車して別のところへ移動。ちなみに公共交通機関を使って移動する時のお金はヤシルが払ってくれた。
ベシクタシュというところに来た。戦争した時に使っていた大砲が置かれている海の前の広場。
ヤシルがコーヒーを買ってくれた。
帰りのバスを待っているとき、向かいのKFCのカーネルサンダースのリボンが手と足に見えて仕方がないという話をした。
電子タバココンビを撮る。
イスタンブルに初めて来たのでわからなかったがもうめちゃくちゃ閑散としているらしい。